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3DCG未経験の社会人が3DCGデザイナーになるまでにやったこと

3DCGデザイナーになるまでに

3DCGデザイナーになりたいと思っている人、思っていたけど今はちがう仕事をしている人、世の中にはどのくらいいるんでしょうか。

その昔トハは「思っていたけど今はちがう仕事をしている人」でした。

3DCG触ったことないし美術系の学校も出てない。今の仕事も3DCGとなんも関係ない仕事。

でもあるとき意を決して、なりたかった3DCGデザイナーになる道を選びました。

この記事では、3DCG未経験の社会人だったトハが、実際に3DCGデザイナーになるまでにやったことについて書いていきます。

 

まずは3DCGの勉強を始める

がんばるぞ

とにかくまずは、3DCGの勉強を始めることにしました。

実はトハは社会人として働き出す前、新卒時にもゲーム会社のデザイナー求人に応募しています。

まぁぜんぶ落ちたのでちがう仕事に就いた訳ですが…そのときも当然3DCG未経験だったので、応募に必要なポートフォリオにはアナログ絵しかなかったです。

しかも特別めっちゃ絵がうまいという訳でもない。いま思えばなかなか無謀です。

以前と同じことをやっても同じ結果になるのは目に見えているので、これは絶対に3DCGを習得しなければ可能性はない、と思ったんですね。

やると決めたら行動あるのみです。
会社に勤めながら、家で3DCGの勉強を始めることにしました。

トハの場合、そもそも3DCGがどうやって作られているのかも分からなかったので、インターネットで色々調べるとこからのスタートです。

なんか専用のソフトを使って作るらしいとか、スペックの高いパソコンが必要らしいということがわかって、とにかくいいパソコンを買ってMayaってソフトを入れてみよう!となりました。

(※3DCGに必要なパソコンのスペックについては、別記事の3DCG制作パソコンについてで少しまとめています。よければこちらをご覧ください~)

 

2023年現在、勉強用Mayaを無償で使用できるのは学生・教員に限定されています。 社会人であっても、Autodesk認定の専門学校へ行ったり通信講座などを受講していれば、学生としてMayaの無償ライセンスを使用できます。

 

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独学で3DCGを勉強、からの専門学校で3DCGを勉強

!

ちょっといいパソコンとMayaを手に入れたら、いよいよ3DCGの勉強開始です。

トハが独学で3DCGを勉強し始めたころ(2006年くらい)は、今ほどインターネットが普及していません。ネットの情報で勉強するのは難しいので、買ってきたMayaの本を見ながら勉強です。

ところがなんせ3DCG初心者ですから、本に書いてある専門用語がもう、なに言ってるか分からない状態です。

3DCGって難しいんやなぁ…と思いながら亀の歩みで進めていました。

 

そんなとき会社の先輩から、「働きながらインテリアコーディネーターの専門学校に通っている」という話を聞きます。

へー!なるほど専門学校という選択肢もあるのか!と専門学校に興味津々になります。

調べてみると、平日会社で働いている社会人向けに、毎週土曜日だけの授業で3DCGを勉強できるコースがありました。

そのコースを受講できるデジタルハリウッド(通称デジハリ)という専門学校で、「総合Proコース CGクリエイター専攻」を半年間受講することに決めます。

※現在は「3DCGデザイナー専攻」というコースがそれにあたります。
→ 3DCGデザイナー専攻 コース概要(デジハリ公式ページ)

 

結果としては、専門学校で3DCGを勉強してめちゃくちゃよかったです。

あのまま独学での勉強を続けていたら、おそらく3DCGデザイナーにはなれなかったです。なれたとしてもすごく時間がかかったと思います。

トハの場合、1年以内に今の会社をやめて3DCGデザイナーになりたい!という野望があったので、短期間で効率よく勉強できる専門学校のカリキュラムが合ってたみたいです。

独学と専門学校、どちらの勉強方法を選んでもメリット・デメリットがあって、個人的にはこんな感じだと思います。

  メリット デメリット
独学で勉強
  • 比較的お金がかからない
  • 自分のペースで無理なく進められる
  • 課題で作るものを指定されないので興味があることだけ取り組める
  • 自分で3DCGを作れるようになるまでに時間がかかる
  • 3DCGの「作り方」は勉強できても「考え方」を勉強することは難しい
  • 分からないときに気軽に聞ける人がいない
専門学校で勉強
  • ちゃんと勉強すれば卒業時には3DCGが作れるようになっている
  • 3DCGを作るのに必要な「考え方」を教えてくれる
  • 講師や生徒仲間など気軽に聞ける人が周りにいる
  • かなりお金がかかる
  • 働きながら学校へ通う場合すごいハードスケジュールになる
  • 課題のノルマをこなすのがきつい

専門学校の短期コースに通う場合、お金はかかりますが、3DCGデザイナーとして働くために必要な最低限の知識と技術を、短期間で身につけることができます。

ただし1回の授業で教える内容が多すぎて、授業中だけでは到底覚えきれません。

ノートをとって家に帰ったら自分で復習する、仕事で疲れていたとしても授業は休まない、などの地道ながんばりが必要になります。

 

独学で勉強する場合は、専門学校の高い授業料を払わなくていいし、自分にあったペースで仕事の合い間に少しずつ勉強することができます。

ただ、分からないときにさっと聞ける人がいないので、自分で問題を解決する必要があります。

自分で解決方法を探すことは何より勉強になりますが、時間がかかるというのがネックです。

 

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ちなみに、独学で勉強するのが難しい「3DCGの考え方」ですが、このブログの3Dモデル作成のことでちまちま書いたりしてます。独学勉強を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください~

3Dモデルの基本① ~3DCGの世界は座標で管理されている~の冒頭でも、3DCGの考え方の話をしています。

 

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専門学校の3DCG作品でポートフォリオを作成

ポートフォリオ~

3DCGの勉強を始めたのは、3DCGデザイナーになるためです。

いざ3DCGデザイナーになろうと就職活動をするとき、自分のポートフォリオが必要になります。

ポートフォリオとは自分の作品をまとめてファイリングしたもので、「自分がいまできること、これまでやってきたこと」を見る人に伝えるためのアイテムです。

 

さて、デジハリの「総合Proコース CGクリエイター専攻」というカリキュラムは、「週1回の授業を6か月受講+卒業制作3か月」という内容になってました。

授業ではほぼ毎回課題が出されるので、9か月の間で結構な数の3DCG作品を作ることになります。

そして、これらの課題で作った3DCG作品は、
きちんと仕上げれば、そのまま自分のポートフォリオに入れることができます

基本的に、ポートフォリオを作るのは時間がかかるし大変です。

3DCG作品の数が少ない場合は作品を作るところからだし、入れる作品の順番やレイアウトを考えるだけでも一苦労です。

しかし、専門学校では課題としてたくさんの3DCG作品を作るし、課題作品には建物があったりキャラクターがあったりで適度に種類がばらけています。

専門学校を卒業する時点で、少なくとも作品の数や種類には困らないと思います。

 

3DCGの勉強をするのと同時に、就職に必要なポートフォリオの作成も進められていたとは、ほんとに効率がいいです。

※ポートフォリオについては、ポートフォリオの作り方の記事もどうぞ参考にしてください~

 

トハが就職活動のために作成したポートフォリオは、99%専門学校の課題作品でした。でもそのポートフォリオでちゃんと就職できました。

ただし、課題が完成してなかった場合は、ちゃんと完成させてから入れてください。未完成なものは入れない方がいいです。

トハ
トハ

ちなみに卒業制作を始めるタイミングで会社を退職してます~

 

作成したポートフォリオを3DCG関係の会社に応募しまくる

あたふた

自分のポートフォリオが用意できたらいよいよ就職活動です。

いくら専門学校で勉強したとはいえ、9か月前は3DCGのことをまったく知らなかった素人です。

高望みはしません。どこでもいいので、とにかく3DCG関係の仕事をやってる会社に就職できればOK、というスタンスで取り組みます。

というのも、デジハリ講師の方から
3DCG業界内での転職はよくあることで、同業他社への転職はやりやすいと聞いたためです。

バイトでもいいからまずは会社に入ることが大事だとか。

そこでトハが選んだ、「とにかくどこかに就職するため」の就活方法はこれです。

 

  1. 日本のあらゆるCG関係会社を紹介する本「CGプロダクション年鑑」を全頁読む
  2. 読みながら ”なんかいいな” と思った会社があれば社名と掲載ページを書き出す
  3. 書き出した会社のサイトで詳細を調べつつ ”特にいいなと思う会社” に絞る
  4. 絞った会社についてそれぞれ ”いいなと思うポイント” をなんでも箇条書きにする
  5. 箇条書きした ”いいなポイント” を膨らましてその会社への志望動機にする
  6. 履歴書、志望動機、ポートフォリオを会社それぞれに用意して郵送で応募する

 

CGプロダクション年鑑は、日本国内の3DCGを扱う会社を1社1ページで紹介している本です。

誰もが知っている有名会社から、普段表には名前の出てこない小規模会社まで、ありとあらゆる3DCGを取り扱う会社が載っています。

 

どこでもいいからとにかく就職したいといっても、そんな気持ちで応募してくる人を会社が採ってくれるとは思えません。

でもこの方法なら、応募を決めた会社には自分なりに ”いいなと思ったポイント” が必ずあります。

その会社を志望する動機にうそはひとつもないので、書類でも面接でも志望動機を聞かれて困るなんてことにはなりません。

 

CGプロダクション年鑑の中から ”なんかいいな” と思う会社を選ぶときは、

  • 第一印象でいいなと思ったら書き出す
  • 業種、勤務地、求人あるなし、とりあえず気にしない
  • あとで会社をしぼるときに細かい条件も考慮する
  • 下手な鉄砲も数うちゃ当たる、10社くらいは応募する

という感じでやりました。

応募書類を作るのは大変ですが、書類の用意ができたら郵送し、結果を待つことになります。

 

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そして就職へ…

そして…

3DCGデザイナーになるための就職活動をするにあたって、トハは求人サイトや転職エージェントを利用していません。

理由はただ知らなくて、それらを利用するという発想がなかっただけです。

でも色々な会社の求人に自分で応募したおかげで、会社側の対応にも色々ある、ということを身をもって知ることができました。

 

トハが10社へ応募書類を郵送したあと、しばらくして10社のうち3社から連絡が来ます。

そのうち1社は不採用の連絡、2社は面接希望の連絡でした。面接希望の2社のうち1社が東京の映像会社、もう1社が京都のゲーム会社です。

結果的には、トハは京都のゲーム会社に3DCGデザイナーとして就職することになります。

 

求人に応募した10社のうち、すぐに返事をくれた3社への印象はとてもいいです。たとえ不採用の連絡だとしても、その結果をすぐに教えてくれたというだけでありがたいです。

その後もだんだんと応募結果の連絡がきますが、不採用の紙ぺら1枚で終わる会社もあれば、ダメでもポートフォリオを返却してくれる会社もあります。

不採用となって返送されたポートフォリオに、各社員のひと言感想が添えてあった会社もありました。(感想の内容は「実力あると思うからがんばって」というものから、「こんなレベルで就職できると思ってんの?」まで様々です。)

1ヶ月なんの音沙汰もない会社もあるし、2ヶ月後くらいに「面接に来てほしい」と連絡がきた会社もあります。

こうして会社によって対応も様々であることを知ると、就職活動というのは、

会社側が採用する人を見る場でもあるけど、採用される側が会社を見る場でもある

ってことを実感します。

 

自分で求人に応募した場合、会社とのやり取りはぜんぶ自分ですることになります。

そうするとなんとなくですが、その会社の雰囲気を感じとることができます。

その中で印象がよかった会社というのは、面接にも俄然行きたくなるし、内定をもらえれば即決めたくなるし、例え不採用でも記憶に残ります。

 

トハが京都のゲーム会社に就職を決めた理由は、まず関西にあるゲーム会社だということ、それからメールのやり取りや面接の際に受けた印象がすごくよかったからです。

ほぼ同時に連絡をくれた東京の映像会社については、こちらもすごく丁寧な会社でかなり悩みましたが、最終的には関西で働ける方を選んだという形になります。

 

転職エージェントを利用する場合は…

 

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ちなみにですが、デジハリで習った3DCGソフトは3dsMaxで、就職先のソフトはMayaでした。就職してからMayaを覚えなおしましたが、結構すぐ使えるようになります。

トハ
トハ

3DCGソフトのちがいって、実は大きな問題じゃないのだ~

 

おわりに

♪

3DCG未経験の社会人だったトハですが、
決意してから約1年で、なんとか3DCGデザイナーになることができました。

この記事では、トハが3DCGデザイナーになるまでに、実際やったことについて書きました。

これはあくまでひとつの例です。3DCGデザイナーになる方法は、他にも色々あると思います。

 

いま仕事の合い間に趣味で3DCGを作っている人、3DCGはやってないけどCGイラストをたくさん描いてる人、デジタルツールは使えないけど鉛筆のデッサン画がめちゃうまい人。

みんなトハよりもずっと、3DCGデザイナーになれる可能性が高いです。

そして、3DCGやってみたいけどどうやって作るのか分からん、と思っている人も3DCGデザイナーになれる可能性は全然あります。

トハ
トハ

がんばったらトハもなれたし!

 

昔は3DCGデザイナーになりたかったけど、今はあきらめて別の仕事をしている。

もしそういうが人いるなら、これを読んで「なんか俺にもできそう、私でもなれそう」という気になってくれればいいな、と思ってこの記事を書きました。

3DCGを作るのは楽しいです。

会社で3DCGを作ってお給料までもらえたらすごい嬉しいです。

3DCGデザイナーになりたい思いが心のうちでくすぶっているのなら、なるためへの一歩をぜひ踏み出してみてほしいと思います。

 

トハが通っていたCG専門学校のデジハリには、今はオンラインで学べるカリキュラムもあります。興味がある人はこちらから確認してみてください。↓

 

それから、もし今3DCGと関係ない仕事をしていたとしても、それが逆に強みになる場合もあります!

 

 

…ところで、トハはなんで3DCGと関係ない仕事をしてたのか?
なんで3DCGをさわったことがなかったのか?

その理由が知りたい方は、ゲームを作る仕事を選んだ理由 ~ゲーム好きの子供が3DCGに興味を持ってからを見てみてください~

 

 

3DCGデザイナーに関するQ&Aについて

この記事のコメント欄では、3DCGデザイナーに関する質問をたくさんいただきました。

これから3DCGデザイナーを目指す方々にとって参考になる内容もあるので、ブログコメント紹介記事にて、読みやすいQ&Aの形式でコメント内容をまとめて紹介しています。

3DCGデザイナーの就職に関するQ&Aや、3DCGの学校や勉強に関するQ&Aなどがありますのでぜひ一度目を通してしてみてください!

コメント一覧

  1. 椎名琥珀 より:

    トハさん、こんばんは。最近3dcgの職に就きたいと考え、何の知識もない状態なので3dcgのことを調べている時にこのサイトに行き着きました。この記事を読んでいて、やはり、3dcgの練習がしたいと考えているのですが、パソコンがない状態です。パソコンを用意するにあたって、どの程度のスペックがあれば良いのでしょうか? (シングルコアがよいや、ダブルコアがいいなど、色々な情報が散乱していて分からない状況です)
    また、トハさんが最初に買われたPCのスペックやお値段を教えていただけると幸いです。

    • トハ トハ より:

      椎名琥珀さん、こんにちわ~
      コメントありがとうございます^^

      どんなスペックのパソコン買ったらいいかって、めちゃ難しいですよね!
      トハもスペックのこと詳しくないし、パソコン買うときかーなり悩みました><
      まずは、トハが現在使用しているパソコンのスペックをさらします~

      パソコン種類: デスクトップパソコン
      OS:      Windows 10 Home
      製造元:    マウスコンピューター
      プロセッサ:  Intel(R) Core(TM) i7-4770 CPU @ 3.40GHz
      実装メモリ:  16.0 GB
      システム種類: 64ビットオペレーティングシステム
      グラフィックボード: NVIDIA GeForce GTX 660

      5年くらい前に買ったパソコンを今も使ってまして、
      正直そんないいスペックではないと思います。
      でも、いまのところMayaとかBlenderも問題なく動いていますので、
      最低これくらいのスペックがあれば大丈夫ってことになるかと^^

      3DCGに必要なパソコンのスペックについて、トハもちょっと調べてみたんですが
      こちらのサイトで、必要なことについて分かりやすく説明されてました!

      3DCG向けのPC選びに悩む人におすすめのシンプルな判断基準の紹介
      https://sadaji-note.com/3dcg_pc

      書いてある内容を抜粋させていただくと、この3点を気にしてみるとよさそうです。
      ●CPU → 「Core i7」を選ぶ
      ●メモリ → 「16GB 以上」を選ぶ
      ●グラフィックボード → 「GeForce 1070 以上」または「Quadro 2000 以上」を選ぶ

      また、どこでパソコンを買うかですが、3DCGで使うようなパソコンは普通の電気屋さんには置いてません。インターネットで購入するのがいいと思います。

      トハは「マウスコンピューター」というネットのお店で買いました。
      さきほど紹介したサイトでは「パソコン工房」と「ドスパラ」というお店をすすめてますね。
      こういうお店で買うと、パソコンに付けるオプションを自分で細かく選べます。
      (例えばメモリを16GBから32GBにグレードアップしたり。その分値段はあがります。)

      でも、とりあえず最初に買うパソコンは、オプションとかいっぱいつけなくて大丈夫です。
      パソコンってものは、5年もすればスペックが古くなってしまうので、いつかは買い替えたくなります。
      ぜんぶ買い替えじゃなくて、メモリとかグラフィックボードだけ新しくすることもできます。
      なので最初は無理のない予算の範囲で、手の届くパソコンを買うので十分だと思います。
      トハがいま使っているパソコンは、正確には覚えてないんですが20万円前後だったかなあ。

      こちらのサイトで最初に紹介されている入門パソコンでも、トハのよりいいスペックじゃないでしょうか~

      【2019年】3DCG制作に最適なおすすめパソコン3選!
      https://mobstyley.net/pc/best-desktops-for-3dcg/

      あ!デスクトップのパソコンを買う場合は、モニターとかキーボードが別になってる場合もあるので、必要でしたらこれらはオプションで付けるようにした方がいいです。

      …と、なんか長くなってしまいました。
      パソコン選びの参考になりましたら幸いです^^

      トハの記事が3DCGへ1歩踏み出すきっかけになったなら、こんなに嬉しいことはないです。
      椎名琥珀さんのこれからを応援しております~

  2. カボチャ より:

    トハさんこんばんは。自分は現在製造業の会社で働いている社会人ですが、ゲーム会社で働く夢を捨てきれず来年から4年生の専門学校へ3dcgを学ぶ為に入学しようと考えています。入試を終え8月に試験の合否結果が分かるのですが、早めに3dcgに触れておきたいので初心者に適した3dcgソフトを紹介していただけないでしょうか?
    又、現在使っているパソコンがcg制作に適しているかも教えてほしいです。。。

    〈使用パソコン情報〉
    パソコン種類: ノートパソコン
    パソコン名:  m-Book K686XN-M2SH2
    OS:      Windows 10 Home 64ビット
    製造元:    mouse
    プロセッサ:  インテル® Core™ i7-7700HQ プロセッサー
    実装メモリ:  16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) 
    グラフィックボード: GeForce® MX150 / インテル® HD グラフィックス 630

    お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願いします。

    • トハ トハ より:

      カボチャさん、こんにちわ~
      コメントありがとうございます。

      すでに専門学校の入試を終えられたとのこと、まずはお疲れさまでした!
      8月の結果発表までどきどきですが、良い結果になることを祈っております~
      以下、トハに分かる範囲でカボチャさんのご質問にお答えいたします。

      ●初心者に適した3DCGソフトについて

      広い意味での「初心者に適した3DCGソフト」というのは、ないのではとトハは考えております。
      というのも、3DCGソフトは初めてさわる人にとってはどれもとっつきにくく、また一度ひとつのソフトを使い慣れると、他の3DCGソフトは使いにくく感じることが多いです。
      この点をふまえると、カボチャさんの場合は来年から専門学校へ行く予定がありますので、その専門学校が授業で使用する3DCGソフトを使ってみるのがいいと思います。
      また、ゲーム会社で働くことを希望されていると思いますので、現状ゲーム関係の3DCG制作会社では、多くの場合Mayaが使用されていることをお伝えしておきます。

      Mayaはサブスクリプションというライセンス体系になっていて、月単位でライセンス契約することもできます。ただ高価なソフトですので、まずは1か月の無料体験版を使ってみるのがいいと思います。
      また、Maya LTというものもあります。Maya LTは機能制限されている部分がありますが、Mayaより価格が安くなっています。Maya LTにも無料体験版がありますので、合わせてチェックしてみてください~

      価格的な面で手を出しやすいソフトというと、BlenderやXISMOという無料で使用できる3DCGソフトもあります。
      無料で使えるソフトと言えども機能は充実しているので、これらのソフトでも3DCGにふれてみるという目的を十分に果たせると思います。

      3DCGソフトはあくまで3DCGを作るための道具です。
      例えるなら、切り絵を作るときにハサミとカッターナイフどっちを使うか?みたいな感じです。ハサミとカッターナイフだと使い方はちがいますが、”切り絵の作り方”は道具がちがっても同じです。
      これからカボチャさんが行かれる専門学校は、本質的には”3DCGの作り方”の部分を教わる場所だと思います。もちろん、道具の使い方を覚えるのも必要なんですけどね^^

      ●3DCG制作に適しているパソコンかどうかについて

      パソコン情報拝見いたしました~
      スペック関係については詳しくないのでトハも調べてみました!

      https://creators-notepc.net/3dcg-notepc/
      こちらのサイトで、ちょうどMayaとBlenderを使うノートパソコンの推奨スペックについて書かれていました。
      結論から言いますと、カボチャさんのパソコンはおおむね問題ないと思います~懸念があるとすればグラフィックボードだけです。
      紹介したサイトの記事を参考にしますと、Blenderの最低必要グラフィックボードは「Geforce MX110以上」となっています。カボチャさんのパソコンはMX150なので必要条件は満たしています。でも推奨グラフィックボードの条件を満たすのはきびしい感じです。

      グラフィックボードが推奨条件を満たしていないとどうなるのか?すみませんがはっきりしたことは分かりません。
      これは実際にMayaやBlenderをインストールしてみて確認するのが1番いいかと思います。もしかしたら、ソフトを起動するときに警告とかエラーのメッセージがでるかもしれません。ただ、エラーメッセージが出ても大部分は使えたりもするのでなんとも言えないです><

      ノートパソコンの場合はグラフィックボードだけ交換するというのは難しいと思いますが、世の中には外付けグラフィックボードなるものもあるようです。ちょっと調べてはみたんですが、条件がいろいろあったりしてパソコンに詳しくないと選ぶのは難しそうな感じでした^^;
      ということで、まずは体験版などを実際にインストールして動作確認するのがいいと思います~
      いまお持ちのパソコンで3DCGソフトが動くのであればまずは使ってみて、もし問題がでてきたらまた次の方法を考えるので大丈夫だと思います。

      なんかまた長くなってしまいました。
      少しでもカボチャさんの参考になるようでしたら幸いです。よろしくお願いいたします~

  3. カボチャ より:

    トハさん質問に回答していただき、ありがとうございました。

    トハさんの言う通り、ソフトはあくまでcgを制作する為のツールであり、重要なのは作り方をしっかり学ぶ事なんですね。
    専門学校ではmayaを使用した3dcg制作について勉強できるとの事でしたので、mayaの無料体験版で勉強することにします。

    又、パソコンについてもアドバイスしていただき、ありがとうございます。
    現在使用しているパソコンがmayaで正常に動作できなかった場合は、買い替えも視野に入れて検討してみます。

    この度は質問に誠実に答えてくださって、本当にありがとうございました。

    • トハ トハ より:

      カボチャさん、お返事ありがとうございます。
      トハのコメントが少しはお役に立てたようでよかったです~^^
      専門学校での勉強を経て、カボチャさんが夢を実現できることを心より願っています。
      トハも影ながら応援しております。
      そしてまたいつでも、お気軽に当ブログにいらしてくださいませ~

  4. たーにま より:

    こんにちは!
    いろいろ悩みながらネット記事を読みあさっていたところこちらのブログに流れ着きました。
    現在社会人(29歳)なのですが専門学校に行くかオンラインのスクールにするかすごく悩んでます。
    それぞれメリット、デメリットがあるかと思いますが実際に学校に通学しないと難しいものでしょうか。

    難しいご質問で申し訳ないです。
    もし知恵があれば教えてください!
    よろしくお願いします。

    • トハ トハ より:

      たーにまさん、コメントいただきありがとうございます^^
      いろいろ悩んでネット記事を読みあさりながらこちらに辿り着かれたのですね~
      トハ自身はオンラインスクールを利用したことがないため調べた情報を交えながらの回答になりますが、以下トハの考えをお答えさせていただきます。

      まず、専門学校に通わないと3DCGの勉強は難しい、ということはないと思います~
      オンラインの3DCGスクールはほとんどにおいて講師による動画教材がありますし、最近ではSlackなどのチャットツールを使って講師や生徒と交流できるものもあるようです。

      トハが思ったオンラインスクールのメリットはこんな感じです。
      ・専門学校が物理的に遠い場所にあっても関係ない
      ・学校に通う必要がないので勉強時間の融通が利きやすい
      ・通学制のコースより授業料がちょっと安い

      やっぱり「物理的に学校に通わなくていい」というところが、特に仕事が忙しいような人にはありがたいかなと思います。
      ただ逆に言うと「自分で時間を見つけて自主的に学習する」ことができる人でないと、すぐに勉強をさぼれてしまうかもとも思いました。
      学校という場所で授業があると出席しなくちゃという気になりますが、動画教材だと見るも見ないも自由な印象を受けたので~
      もちろん講師のサポートなどあると思いますからそうでもないかもしれませんが、なにぶん経験がないので調べた情報に対する個人的な感想になります^^
      ちなみにオンラインスクールで快適に勉強するためには、パソコンのネット環境が整っていることが最低条件だと思います。

      【2019年版】オンラインでMayaが学べるおすすめCGスクール4選
      というページがありましたので、参考までにご覧になってみてください~(デジハリの記事なのでトップにデジハリがあるのはご愛敬)

      いっぽう専門学校に通うメリットはこんな感じです。(記事で書いてないことをあげてみます)
      ・他の生徒が作った課題作品を見れるしそれに対する講師の講評が聞ける
      ・学校にあるパソコンなどの設備が利用できる

      トハとしては、他の生徒が作ったものを見れる&他の生徒への講師の講評が聞ける、というのは授業形式の大きなメリットだと思います。
      3DCGは人によって考え方や作り方がちがうので、同じ課題を出されても生徒それぞれでちがう3DCG作品ができあがってきます。
      まず自分とは考え方も作り方もちがう作品をたくさん見れること、かつそれぞれの作品に対してどこがよいか・よくないのか講師の講評を聞けること、はものすごく勉強になります。
      トハのクラスは生徒数6人だったんですが、自分ひとりで課題をやるより6倍のことが勉強できたような感じでした。
      あとは学校には何台もパソコンが置いてあるので、レンダリングという時間のかかる処理が必要な時に学校のパソコンを使えたので助かりました~

      通学制とオンライン、どちらがより合っているかはたーにまさんの状況によるかと思います。
      学校までの距離や授業料の予算、時間の都合などもあります。
      なのでトハからどちらがおすすめと言うことはできないのですが、コメントの内容が少しでもたーにまさんの参考になってくれればと思います。

      悩みは尽きないかと思いますが、どちらを選んでもかならず得るものがあると思います。
      納得いくまで調べて悩んだら、あとはえいやっ!と決断するのみです^^たーにまさんの選択を応援しております~

      • たーにま より:

        トハ様

        お返事ありがとうございます!
        大変参考になりました!
        今のところ時間の都合と場所の問題もありオンラインよりに傾いております。
        もうすこし考えたいと思います。
        引き続きブログは拝見させて頂きますので
        色々と参考にさせて頂きます。
        ありがとうございました!

      • トハ トハ より:

        たーにまさん、返信いただきどうもです~
        トハのコメントが少しでもお役に立ったのならよかったです^^
        どうぞじっくり考えてみてください~
        ブログも読んでいただいてありがとうございます!

  5. みよけん より:

    はじめまして。
    現在29歳で全くデザインなど勉強してない状態から3DCGクリエイターを目指しております。
    今日も面接だったのですが、年齢のことを言われ20〜22歳でこのレベルなら採っていたと言われその場でほぼ落ちてしまいました。
    トハさんの勤めていた会社ではいくつくらいの方まで採用されてたのでしょうか?

    • トハ トハ より:

      みよけんさん、コメントどうもありがとうございます~
      未経験から3DCGを目指してということなので、トハと似た境遇かもしれないですね^^

      まずは面接お疲れさまでした!
      面接で年齢について言及されたとの事ですが、トハ的にはあまり気にする必要ないと思います~
      なぜかというと、面接に呼ばれているからです。

      もし年齢で引っかかるなら、年齢は履歴書で分かるので書類選考で落ちてたと思うのです。
      面接に呼ばれたということは、「会社がほしい年齢よりちょっと上だとしても、面接してみたい何かがみよけんさんにあった」ということです。
      わざわざ面接をしてまで「20歳くらいなら採ってた」と言ってますし、みよけんさんの作品は確実に評価されているように感じます。
      もしかしたら会社的になにかの事情があって、いまは20歳くらいの人しか採用できないということなのかも…?
      もちろん、トハにはその面接の雰囲気などはわからないので、的外れなことを言ってしまっているかもしれません。でも面接官さんもヒマじゃないはずなので、わざわざ面接して年齢の話をしてくるのもなんかちょっと不思議ですね~

      さて、前置きがすげー長くなりましたが、
      みよけんさんのご質問は「会社では何歳くらいの人まで採用されていたか」ですよね。
      まず、トハが未経験から転職して3DCGデザイナーとして採用されたのは25歳の時です。
      そのあともう一度転職して、実務経験ありの3DCGデザイナーとして中途採用されたときは31歳でした。

      トハが勤めていた3DCG系の2つの会社は、どちらも採用に関して年齢を重視していたような感じはなかったです。
      ただ、こうゆうことはそのときの会社内部の状況によって変わるので、なんとも一概には言えないかと思います。若い層を採用したいとき、即戦力がほしいとき、むしろ社内で人を教育したいとき、いろんなタイミングが会社にはあります。
      タイミングにうまくはまると採用されるし、逆にタイミングが合わなければ能力があっても不採用になったりします。

      年齢を気にしても今から若返るってことはないですし、今まで通りみよけんさんの経験と作品で勝負してみるのでいいように思います~
      ちょっとすごすぎる例ですが、世の中には46歳で証券マンからハリウッド映画の3DCG制作業に転身された方もいますしね^^
      https://news.mynavi.jp/article/20130430-im3/

      デザイナーと年齢について調べていたら、少し面白いページがあったので参考までに貼っておきます。
      https://www.d3d.jp/interview_question.php?v_id=7

      みよけんさんの質問内容以外のことを勝手にいろいろ言ってしましましたが、なにかの足しにしていただければと思います~m(_ _)m

  6. みよけん より:

    トハ様

    ご返信ありがとうございます。

    トハさんのお言葉で少し気分が明るくなりました。
    もしよろしければアニメーション作品なのですが見ていただいても宜しいでしょうか?

    宜しくお願い致します。

    • トハ トハ より:

      みよけんさん、返信どうもです~
      ちょっと気分が回復したようでよかったです^^

      みよけんさんの作品を拝見させていただくのは大丈夫なのですが、作品の内容に関してはトハ個人の純粋な感想を述べるに留まるかと思います。それでも構いませんでしょうか?

      当ブログは3DCGデザイナーを目指す方々を応援するつもりで運営しておりますが、あくまで応援の範囲であり、就職支援のようなことは今後も行う予定はありません。
      各人が制作された3DCG作品に対して内容をチェックしたり指摘するようなことは、一介の3DCGデザイナーであるトハには荷が重すぎると感じるためです。
      トハは長いこと3DCGデザイナーとして会社で働いてきましたが、別にえらくもなく有名でもない普通の3DCGデザイナーなので…><

      なので、作品を見てもほんとに普通っぽい感想を言ってしまうかもしれないんですが、それでもよろしければお見せいただければと思います~
      コメント欄でなくても、お問い合わせからメールしていただいても大丈夫です。
      すみませんがご検討どうぞよろしくお願いいたします~

  7. めぐむ より:

    トハさん

    初めまして。

    社会人1年目の23歳です。Blenderを始めて2ヶ月足らずですが、3DCGの楽しさに目覚め、いずれCG関係の仕事に転職したいと思っています。
    来年から今の仕事を続けながらスクールに通ってMayaを勉強する予定です。

    未経験対象の3DCG系の転職説明会にも行きました。
    そこで、オペレーション業務は需要が高く、未経験でもなりやすいと耳にしました。
    私はモーションデザイナーに興味があるのですが、とにかく3DCG業界に潜り込みたいので需要の高い仕事なら3DCGオペレーターを目指したいです。

    しかし、ネットで検索しても3DCGオペレーターの求人はほぼ見つからない気がします。
    3DCGクリエイターの求人はよく目にするのですが……。

    3DCGオペレーターの需要は本当にあるのでしょうか。
    トハさんの意見をお聞かせください。

    よろしくお願いします。

    • トハ トハ より:

      めぐむさん、コメントありがとうございます~
      働きながら勉強して3DCGデザイナーへの転職を目指されるんですね~応援します!
      めぐむさんがやると決めたことなら、ぜひがんばって成し遂げてほしいと思います^^

      さて、ご質問は「3DCGオペレーターの仕事に需要はあるのか?」ということですが、
      …すみません!3DCGオペレーターという言葉をトハは初めて聞きしましたっ
      少なくともゲーム関係の3DCGデザイナーの仕事としては馴染みのない言葉ですー
      という訳で、3DCGオペレーターの求人というのもこれまで見たことはありません><
      もしかして最近新しく呼ばれ出した名前だったりするんでしょうか~

      トハが知る限りの3DCGデザイナーの名称については、こちらの記事でまとめていますのでよかったら一度ご覧ください。
      CGデザイナーの仕事って?ゲーム関係の仕事内容と呼び方についてまとめてみた

      3DCGオペレーターって、どういう仕事をする人のことなんだろう?
      「オペレーション」と聞くと、トハはそのまま「操作」をイメージします。(3DCGソフトの操作のことをオペレーションと言ったりするし)
      なので、3DCGオペレーターという言葉から想像する仕事内容は「指示された通りに操作だけする人(?)」みたいな感じになります。
      でも実際のところ、「頭を使わずに手だけ動かせばOK」というような3DCGデザイナーの仕事は、たぶんほとんどありません。
      個人的には3DCGオペレーターよりも、モーションデザイナーの方がずっと需要があるように思います^^

      もしかして映像系の3DCG界隈ではまた事情がちがうかもしれませんが、トハに分かるのはゲーム系だけなので、すみませんがこんな感じでご容赦くださいませ~><

      • めぐむ より:

        トハさん

        ご丁寧に回答してくださってありがとうございます。

        3DCGオペレーターの仕事内容はトハさんの仰る通り、3DCGソフトの操作をするだけのようです。

        CGデザイナーの仕事についての記事は以前読ませていただいたのですが、そこに転職エージェントがおすすめしていた3DCGオペレーターという仕事が登場しないので疑問に思っていたんです。

        3DCGオペレーターってあまり馴染みのない職業なんですね……。
        現場を知っている方に聞いて良かったです。

        志望しているのはゲーム業界なので、ゲームキャラクターのモーションデザイナーを目指して頑張ります。

        実は、CGデザイナーになると決心したのはトハさんの記事がきっかけなんです。
        子供の頃からCGに興味はあったもののなかなか手を出せず、始めたのは社会人になってからですし……。
        それに、別の業界から未経験でCG業界に転職した方なんてそうそういらっしゃいませんし、もう挑戦するには遅いのかな……と諦めかけていた頃にトハさんのサイトに出会って勇気をもらいました。

        これからも素敵な記事を書き続けてください。
        本当にありがとうございました。

      • トハ トハ より:

        めぐむさん、返信いただきどうもです~
        すでにCGデザイナーの仕事の記事を読んでいただいていましたか!これは失礼しましたっ
        そしてなんとなんとトハの記事がめぐむさんの背中を押す形になったようで…!?なんだか恐縮です~><
        めぐむさんのような方を応援したい気持ちで書いた記事なので、本当に記事冥利?に尽きると思います!書いてよかったです~読んでくれてありがとうございます^^

        3DCGオペレーターの仕事について、教えていただきどうもです~
        ちょっと自分でも調べてみたんですが、確かに3DCGオペレーターで求人を出されている会社もありますね。
        https://www.sanzigen.co.jp/recruit/

        ゲーム会社ではないですが名のある会社さんです。仕事内容を見ると「アニメーター・モデラー・リガーなどのアシスタント作業」とあります。
        もしかしたら大きな会社では、アシスタントデザイナー的な役割があるのかもしれないです。(トハは大きな会社に勤めたことがないので知らなかった!)
        ためしに「3DCG アシスタント」で検索すると、ちらほら求人があったりします。ただ、ゲーム系よりは映像系やプロダクトデザイン系が多そうな感じでした~
        スクールでの勉強を終えていざ就職というときには、アシスタントデザイナー的な仕事についても一考の余地はあるかもですね。

        めぐむさん、来年からスクールで勉強の予定ということで、仕事をしながらの勉強もなにかと大変だと思いますがトハは本当に応援しています~
        焦らずゆっくりじっくりがんばってください!そしてまたいつでもトハのブログにお越しくださいませ~^^

  8. 名無しさん  より:

    CGを学ぼうと思い、デジタルハリウッドの本科コースに入学を検討しているものです。

    フリータイムが魅力的に感じ、入学をしたいと考えていたのですが、見学した際PCの台数が人数に対して少ない気がしました。

    理想としては休館日以外はなるべく学校に通って習得に励みたいと考えているのですが、フリータイムの際に学生の数に対してpcの台数が少なくなるということはありますでしょうか?

    また、気にしすぎなのかもしれませんが悪評が目立つ気がします。そんな事を気にする時点で勉強する資格なし!!と言われればそれまでなのですが、やはり心配なものは心配なので、、個人的な意見でも構いません。トハさんの奇譚のない意見をお聞かせ願いたいです。

    • トハ トハ より:

      名無しさん、コメントありがとうございます~
      ご質問に対してトハなりの回答をさせていただきます。

      まず「学生数に対してPC台数が足りなくなることはあるの?」について。
      ・トハのときはなかったです。
      ・でも時代も場所もちがうので直接デジハリに問い合わせた方がいいです。

      トハが通っていたデジハリ京都校はいまはもうありません。
      なので名無しさんが見学されたデジハリはちがう所のやつですよね。学校がちがいますのでトハの答えは参考になりません。
      入学を検討しているデジハリに、メールか電話などで直接問い合わせしてみるのがいいと思います~

      次に「デジハリは悪評が多い?」について。
      ・トハはデジハリをよくない学校だとは思いませんでした。
      ・でも他の専門学校に行ったことがないので比較してどうかということはわかりません。

      わるい評判というのが具体的にどれのことをおっしゃっているのかはわかりませんが、気になる/心配だという気持ちになるのはわかります。
      もしデジハリより評判がいい他の学校があって、そっちのほうがよさそうだと思うならそちらの学校を選択するのがいいと思います~
      大事なのは、名無しさんが「納得して選んだ」学校に行くことだと思います。授業料も安くはないし、それなりの時間をかけて学校に行くわけですから悩んだり慎重になるのは当然です。
      でもたぶん、悪評がまったくない学校はないですよね。だから名無しさんが納得いくまでいろいろ調べまくってみてください。いろいろ調べたうえで、最終的にどこにいくかを決定できるのは名無しさんだけです。
      どの学校に行っても、お金や時間がまったくの無駄になるということは絶対にありません。無駄にしてしまうかどうかは、その人の心持ち次第で決まるものです。
      自分で納得してどの学校に行くか選んだら、あとはもうがんばってそこで勉強するだけです^^

  9. 名無しさん  より:

    返信ありがとうございますm(__)m

    具体的とは言い難い、回答し辛い質問にも丁寧に答えていただき本当にありがとうございます。
    胸のつかえがとれたように思います。

    自分を信じてcgの学習楽しんで頑張ります!!

    • めお より:

      トハ様

      こんにちは。
      ブログを拝見させて頂きました。大変ためになることが多く、とても楽しく拝見させて頂きました!
      ありがとうございます。

      私自身、現在全く畑違いの職業についておりますが
      昔からゲームが大好きで3DCG業界、厳しくも楽しい世界だろうなと思ってはいたのですが
      中々行動に移せず、年齢も31歳となってしまいました。
      しかしやはり人生は一度きり、後悔してしまうのならと本気で転職をと考えております。
      とても興味がある分野は3DCGアニメーターと、エフェクトデザイナーです。

      先ずはトハさんのように、専門学校に通い知識をつけ、作品を目一杯作ってと思い描く事は沢山あるのですが
      この年齢からの、しかもデザイン系に全くゆかりも無い者が目指すとなると不安もやはりあります。
      色々な転職経験談を拝見してもやはりデザイン関係から転職された方が多く…
      3DCG業界は技術職の世界と拝見し、死ぬ気で頑張れば何とかなるのではという考えもあるのですが。
      トハさんの経験や周りの方で30過ぎから全くの畑違いのところからの方がご活躍されているようなお話はあるでしょうか。
      大変お忙しいところ、申し訳ありませんが教えていただければ幸いです。
      既にある記事や他の皆様に被る部分があり申し訳ございません。
      宜しくお願い致します。

      • トハ トハ より:

        めおさん、コメントどうもありがとうございます~
        ブログを楽しく読んでいただけたとのこと、大変うれしいです^^

        さて、まずはめおさんのご質問にお答えします。
        トハの周りにおいて、「30歳を過ぎてまったくの別業種から未経験で3DCGに転職してきた人」というのは、ほとんどいないのが現実です。
        30歳以上で転職される方はたくさんおりますが、同じゲーム業界内であったり、ゲーム系CGから映像系CGへの転職であったりが多いです。
        あるいは仕事とは別に趣味でやっていたことを活かし、ゲームやフィギュアの3DCGを新たな仕事とされていく人もいます。
        なので、「30過ぎの転職自体はよくあるけど、なにかしら関連のある経験を持っている場合が多い」ということになります。

        ここから先は、質問されてないのにトハが勝手にする話としてお聞きください~
        いまの仕事からちがう仕事に転職しようとするとき、誰だって悩んだり不安になったりします。
        畑違いの職業からの転職だとうまくいかないかもしれない、そうすると収入面でも困るし、うまくいかないくらいなら現状のままでいるほうが良いんじゃないか…
        とか思ったりします。トハ自身30歳くらいのとき、そこそこ長く務めたゲーム会社をやめて、別の会社に転職するかどうか悩んだことがあります。
        そのときトハは、人生の先輩である元会社の上司に相談してみました。その人はトハがまだ3DCGの仕事をしていなかったときの上司で、転職経験豊富な人でした。

        上司の答えは、「30くらいまでなら転職なんて何の問題もない。だって失敗したとしてもいくらでもやり直せるから」でした。
        そういうもんなんか~じゃあ転職してみようかな?と思って準備を進めて、結局トハが転職したときは31歳になってましたが^^

        めおさんが転職するかどうか悩む理由が、例えば養うべき家族がいるからとかの理由であるならば、周りともよく相談して慎重になる必要があるかもしれません。
        でも、もしそういう理由以外の部分で悩んでいるのだとしたら、「やらない後悔よりやる後悔」だとトハは思います。
        なにもやらずに後になって”あのときやっておけばよかった…”と思うのと、実際にやってみてから”うわ~やらなきゃよかった!”と思うのと、どっちがマシかってことですね~
        トハは「やる後悔のほうがマシだ」と思っているわけです。
        万が一、やらなきゃよかった!ってなったときにはどうするか、それも考えてから行動できれば用意周到な感じでなおグッドです^^

        ひとつおもしろい記事があるので紹介しておきます。
        この記事は、「息子がプロの俳優になりたいと言ってるけどそんなの難しいですよね?」っていう相談内容についての記事です。
        俳優の部分を3DCGデザイナーに置き換えてみても、けっこう当てはまる部分があると思っています^^
        少し長いですが、時間のあるときにでもどうぞです~
        https://dot.asahi.com/dot/2019011100020.html?page=1

        トハからめおさんに少しだけ朗報です。
        めおさんは3DCGアニメーターとエフェクトデザイナーに興味があるとのことですが、どちらも業界的にはモデラーより不足気味です。
        アニメーターを目指す方は最近増えてきたかな~とも思いますが、エフェクトデザイナーを目指す方は今も昔も多くありません。
        なのでエフェクトに詳しくなっておくと損はしないと思います~ゲームにおけるエフェクトって地味にめちゃくちゃ重要なので!
        ゲームにおけるエフェクトの大切さについては、ベヨネッタ開発ブログにあるエフェクトあり/なしの比較動画がすごくわかりやすいので一度ご覧あれ。
        ベヨネッタのエフェクトについて

        長々と書いてしまいましたが、めおさんにとってなにか参考になることがあれば幸いです~

  10. めお より:

    トハ様

    お世話になります。
    トハ様の投稿に返信出来ないので新規投稿という形で失礼致します。
    お忙しい中、ご返信いただきましてありがとうございます!とても嬉しいです。

    流石に30歳すぎてからの未経験転職組は殆どいませんよね…。
    ありがとうございます。
    大変参考になりました!
    「やらない後悔よりやる後悔」、大変身に染みました。確かにそうなんです。このまま、現状の職業を続けていたとしてやはりやっておけば良かった…となることが私自身としてもとても悔しいです。
    今の段階でも、なぜもっと早く行動しなかったんだろうと強く強く強く後悔しておりますT^T
    記事の方も拝読させていただきました。
    他の方の意見も色々見るのは大変参考になります
    死に物狂いのやる気、ガッツ。何が何でも成功してやるという気概を持って自分の意思で臨んでみようかと考えております。

    私自身、昔からゲームの中のエフェクトというものについて魅力を感じております!
    ベヨネッタも、もちろんプレイしました!
    記事を拝見してエフェクトについてのこだわりについても改めて確認でき、より一層関わってみたいと思いました^_^
    作品をより良いものにすることが出来る。
    そんな仕事に関われたらとても幸せだと思います。
    モヤモヤとしておりましたが、何かつっかえたものが取れた気がします。
    前向きに、全力で前向きに3DCG業界に向かって進んでみたいと思います。
    大変お忙しい中、ありがとうございました。
    これからもブログの方、読ませていただきます!
    本当にありがとうございました。

    • トハ トハ より:

      めおさん、返信いただきどうもです~
      目指すところまでの道のりは決して易しくはないこと、十分承知の上での決断だと思います。
      トハは応援します!トハにできるのは精々応援くらいで、これからのめおさんのがんばりが運や結果を引き寄せてくると思います。
      でもあんまりがんばりすぎて途中で燃え尽きないように、たまには休憩もしながら進んでいってくださいね~

      トハの記事やコメントが、少しでもめおさんにとって意味のあるものだったなら心底よかったと思います。
      またいつでも当ブログをのぞきに来てやってください~お待ちしております^^

      • あま党 より:

        トハ様

        はじめまして。

        同じ会社の人に転職などの話をするのはタブーなので、是非ともトハ様にご相談に乗っていただきたいと思いコメントさせていただきました。

        キャラモデラーから背景モデラーへの転向を目指しています。大変お恥ずかしいのですが、学生時代3dを全く触っていなかったため、作品が2dしかありません。作品を増やそうにも、仕事の合間で作品を作るには仕事の納期が厳しいため、中々作品を更新できません。受け身ではこの業界はやっていけないのは重々承知しておりますが、下記回答していただきたいです。

        トハ様は現職をこなしながら課題制作をされていたと思われますが、どのようにして時間を作っていたのでしょうか。また、現在仕事でmayaを使っていますが、修正作業が多く、あまり触らない機能が覚えられません。何か独学で学べる良いサイトご存知でしたら教えていただきたいです。

        長文失礼しました。

      • トハ トハ より:

        あま党さん、初めましてコメントありがとうございます~
        キャラモデラーから背景モデラーへ転向を目指しておられるのですか!両方得意になったらめちゃつよですね^^

        言われてみると確かにトハも、ゲーム会社で働きながら転職用のポートフォリオを作ってたときは大変だったです。
        ゲーム会社勤務時のトハの仕事は、モデリングもするけどモーションとかエフェクトもやってて広く浅くな感じでした。だから好きだった割にキャラモデリングはあまりたくさんやってなくて、ポートフォリオに載せれるようなキャラのモデルがなかったんです。
        ポートフォリオにキャラ作品がないのにキャラモデラー志望で転職なんて無理だろ!と思ったので、ポートフォリオのために完全新規のオリジナルキャラを作ることにしました。

        で、本題の「どうやって制作の時間を作ったか?」です。
        トハは、毎日会社に1、2時間早く出社するようにしました。それで、会社に誰か出社してくるまでの時間を個人の制作時間にあてました。
        転職活動は水面下でやってたので、ひっそり少しずつ自分の作品を作っていた訳です~
        勤務時間外で仕事以外の3DCGを制作することは、デザイナーにとってもいい勉強になるので禁止とかもされていませんしね。

        毎日1時間ずつでも進めていれば結構できてくるんですが、最後の大詰めは有給休暇をとって家でやりました。ゲーム開発の仕事は、ロムの提出後やプロジェクト終了のタイミングで忙しさが落ち着くときがあります。そのときを見計らって、それまでの休日出勤で貯まっていた振替休日なんかも合わせて2週間超の長期休暇を取ったのです。
        特に予定もなくのんびり休憩するって言いながら、家ではせっせと自分の3DCG作品を仕上げていましたね~

        さて、もうひとつ「普段の仕事でさわらないMayaの機能が覚えられない」問題について。
        これはトハもほとんど同じでした^^;
        だからMayaの細かい機能についてそんなに詳しくない~
        トハの勉強スタンスは「仕事で必要になったときが勉強するとき」って感じで、勉強そのものが目的なことはあまりないです。
        でも、会社にいろんなことをよく知ってる物知りなデザイナーさんがいて、尊敬するその人に触発されて以降は心がけていることがあります。
        それは、
        いつも同じように繰り返してる作業も、実はもっといいやり方があるのではと疑問を持つことです。

        仕事として毎日3DCGを作っていると、だんだん「いつもの自分のやり方」が定着してくると思います。で、一度そのやり方で慣れると、新しいやり方を探そうとしなくなるんですよね。
        だからたまにはわざと意識して、「このやり方って他にもいい方法あるんじゃないの?」と考えてみる訳です。
        他のやり方があるのかどうか調べて、発見すればそのやり方を試してみる。そのプロセスの中で、知らなかったMayaの機能を新しく知ることはままあります。

        一度物知りデザイナーさんに、なんでそんないろいろ知ってるんですか?って聞いてみたけど、勉強スタンス的にはトハと同じでした。
        これはもう、普段の仕事の中でどれくらい積極的に調べものをしてるかの違いなのかなあ?と思ったので、それから気になったことはなるべくマメに調べるようにしています。
        毎日仕事が忙しいと調べものに時間を取られたくない!ってなることも多いですが、そこをあえてやることで、少しずつ知識を増やしていけるかもと思っています~

  11. RUM より:

    初めまして
    現在25歳で去年後半からデジハリMAYAオンラインスクールに通い始めました。
    どうしてもキャラモデラーになりたいと思っておりまして、最近貯蓄がある程度出来ましたので現職を退職しMAYA,zbrush,substance painter,photoshop,デッサンなどを頑張って学んでいます。

    私はキャラモデラー職に転職できればまずはどこでもいいと考えております。
    就けた所で働きながら自主学習もし技術を伸ばしていきたいと思っています。

    こういう状況なのですが、絶対にした方がいい勉強、こういった会社を狙ってみるなど何かアドバイスをいただけないでしょうか。

    どうぞよろしくお願いします。

    • トハ トハ より:

      RUMさん初めまして、コメントありがとうございます~
      キャラモデラーを目指してらっしゃるということで、とても熱心に勉強されていますね~!
      MAYA,zbrush,substance painter,photoshop,デッサン…これだけ多くのことを継続して勉強されているのでしたら、正直十分なのではとトハなんかは思ってしまいます^^
      あとはもう、勉強したことを活かしてたくさんのキャラクターモデルを作ってみるのがいいと思います~

      仕事としてキャラクターの3Dモデルを作るとなると、本当にいろいろなキャラクターを作ることになります。
      かわいい系少女や筋肉イケメンなど老若男女、さらにエネミーモデルとしてモンスターなど動物系のモデルを作ることもあります。
      自分の得意なキャラクターのタイプを持っていることは武器にもなりますが、得意タイプ以外のキャラクターも作れる、ということを示せるとなお良いかと思います。
      それから、キャラクターの3Dモデルは最終的に動かしてなんぼのものなので、造形だけでなくボーンやウェイトなどセットアップまで一通りできるようになっておくと役に立ちます~
      といっても言われるまでもなくやっておられるかもですし、大したアドバイスにはならないかも…すみません><

      3DCGデザイナーの中でも、モーションやエフェクトと比較すればキャラモデラーは狭き門だと思います。
      会社に採用されるかどうかは運やタイミングといったことも関係してきますので、どうしてもなりたい!という気持ちを強く持って、あきらめずに目指してほしいと思います~
      がんばってくださいっ

      • RUM より:

        アドバイスいただきありがとうございます!
        やはり動かす段階までは覚えた方がいいのですね…。
        もっと頑張らねば。

        動かす段階も必要との話ですがunreal engineやunityに、モデリングしたキャラを表示できる段階まで学習した方がいいのでしょうか?

        それと、デッサンは必須とよく聞きますが美大に合格するレベルの作品が必要になるのでしょうか…?

        狭き門との事でモーションやエフェクトなども学んでまずは何の職でもいいからCG業界に入る必要があるのかとも思っていまして…。

      • トハ トハ より:

        RUMさん、返信ありがとうございます~
        追加でご質問いただいたので、トハなりの回答にはなりますがお答えさせていただきますね。

        順番が前後しますが、まずはデッサンについて。
        ポートフォリオとかでデッサン必須とよく言われますよね~でも美大に合格するレベルのデッサンは求められていないので安心してください^^
        3DCGやるのにデッサンが必要と言われる理由ですが、デッサンを上手に描く技術が必要な訳じゃなく、デッサンを描くのに必要な「観察力」が3DCG制作に必要だから、だとトハは思っています。
        デッサンを描いてると観察する目の力が鍛えられるので、「デッサンが上手=観察力がある」としてひとつの判断材料にできるんだと思います。
        じゃあデッサンが下手だとダメなのかって話ですが、デッサンはあくまで補助的な判断材料で、デッサンが上手じゃなかったとしても3DCG作品のクオリティが高ければ、それで実力は分かってもらえると思います~

        次に、キャラモデルは動かす段階までできたほうがいい、の件について。
        前回のトハのコメントが少し言葉足らずだったかもなのですが、「セットアップまで一通りできたほうがいい」は、「できなきゃダメ」なのではなく「知っておくと役に立つ」と捉えていただければと思います~
        セットアップが一切できなかったとしても、キャラクターの3Dモデルを作ることはできます。
        だけど、「動かすことを考えて作られたキャラモデル」と「まったく考えられていないキャラモデル」では、モデルの仕上がりには差がでます。
        作ったキャラモデルを実際セットアップして動かしてみるとよく分かるんですが、ここはもっとポリゴンを割る必要があるなーとか、このパーツは分けて作った方がいいなーとか、色々でてきます。
        少しでもセットアップをかじって知っておくと、キャラのモデルを作るときに”動かしたときはどうだろうか?”ってことが考えられるようになります。
        ここで大事なのは”考えられるかどうか”ということで、そのために「知っておくと役に立つ」なんです。知らないままだと考えることもできませんので~
        セットアップ自体も完璧にできるならその方がもっと役に立つかもしれませんが、「できなきゃダメ」ということではないです。

        同じことがUnreal EngineやUnityにも言えます。
        最近はUnreal EngineやUnity経験者優遇といった求人を見かけることもありますが、それはその会社がUnreal EngineやUnityを業務で使用していて、すでにそれらの知識がある人なら手間が省けてありがたいから~ということです。
        別にUnreal EngineやUnityの知識をいま持っていなかったとしても、会社に入ってから勉強して覚えればそれで済むことだったりします。
        「知っておくと役に立つ」けど「できなきゃダメ」な訳じゃない。このことを念頭に置いて、自分がなにを優先して勉強したいかを考えてみていただければと思います~

        別の記事でちらっと書いていますが、人間が持ってる時間には限りがあります。あれもこれもぜんぶできればそれはとてもいい事なんですけど、限られた時間の中でぜんぶは無理ってこともあります。
        だからいっぺんにぜんぶできるようになる必要はない、とトハは思っています~RUMさんもおっしゃっているように、3DCGの知識や技術は仕事をしながらでも学ぶことができますしね。

        さて、キャラモデラーはわりと狭き門という話をしたこともあって、モーションやエフェクトの勉強も…とお考えなのでしょうか~
        確かに、戦略としてはエフェクトデザイナーとしてゲーム会社に就職してゆくゆくはキャラモデラーに、という方法もあります。
        こちらの記事は戦略的な考え方について書かれていて、参考になることもたくさんあります。
        https://sadaji-note.com/kantan_game

        ただ、もしエフェクトデザイナーとして会社に採用された場合、当然ですが当分の間はエフェクトを作る仕事をすることになります。
        エフェクト作成ができるデザイナーはそこまで多くはないので、会社にしてみたらエフェクトが作れる人にはエフェクトを作っていてほしいのが本音です。
        例えキャラモデリングができたとしても、他にエフェクトを作れるデザイナーが少なければずっとエフェクト担当になる可能性もあります。(これはトハの経験談)
        それに、モーションやエフェクトが片手間でできるような簡単なお仕事ということことは決してなくて、どちらの仕事もゲームにおいて重要なものだし、キャラモデリングと同じように難しいです。

        RUMさんが、モーションやエフェクトに対しても興味をもって取り組めるのであれば、それらの勉強や仕事をしてみるのは将来的にすごくプラスになると思います。
        でも、もしいま「自分がなりたいのはキャラモデラー!」ってはっきり断言できるくらい明確なのであれば、トハとしては、他のことに浮気するより本命を目指す方がいいんじゃないかなぁという気がします。
        さっきも言ったとおり、人間が持っている時間は有限です。限られた時間を使って勉強することには、ある程度の取捨選択も必要です。
        最大限キャラモデラーを目指して勉強するのか、10年先を見据えて戦略的にモーションやエフェクトの勉強をするのか…難しいですが、なにを選択するかはRUMさんだけが決められることです。
        よ~く考えてみて、ご自分の納得できる道をどうか選んでいただきたいと思います~

        長くなってしまいましたが以上です!どうぞよろしくです^^

  12. RUM より:

    返信ありがとうございます。
    デッサンが美大レベルが必要というわけでないと知れて助かりました。画塾に行こうか迷っていましたので。
    そして、キャラモデリングを覚えるだけでも必要なソフトがかなり多いのでキャラモデリング1本に絞って勉強して行こうと思います。
    相談に乗っていただき本当にありがとうございました。

  13. たったろー より:

    トハさんこんにちは、この記事やコメント、とてもためになりました!
    質問失礼します。

    1自分は高校3年で大学はもう決まっていて将来ゲーム会社に入りたいと思っています。大学では情報系に進み 3dcgを扱う授業もあるのですが、ネットでゲーム会社就職の記事などを見ると大学卒業後そのまま就職できる気がしません、、
    やはり専門学校に通った方がいいのでしょうか?

    2Mayaを勉強しようにも高すぎて手が出せません、blenderをMayaの代わりとして慣れていけばいいのでしょうか?

    3キャラクターデザイナーになるには人や動植物、建物などの画力が必要だと感じ、毎日漫画の表紙や好きなキャラ風景などなんでもいいので書いております、正直なところ画力が伸びる気がせず、
    これを続けたところでblenderやMayaに慣れ、作品を作った方が良いんじゃないかと思っています。どちらの方が良いのでしょうか?

    4コメントで引用されていた記事を見ました。キャラクターデザイナーよりエフェクトデザイナーの方が就職しやすいと書いてあり、キャラクターデザイナーになりたいけれど、ゲーム会社に就職出来なかったら嫌です、その場合エフェクトデザイナーの方を目指した方が良いのでしょうか?

    5キャラクターデザインする人がMayaなどを使い 、3dcgキャラクターにさせるんでしょうか?
    キャラクターデザインをする人、 3dcgにする人で分けられてはいないんでしょうか?無知ですみません💦

    本当に長い質問すみません!!

    • トハ トハ より:

      たったろーさん、こんにちは~コメントありがとうございます。
      記事を読んでいただいて、みなさまのコメントも見ていただいてうれしいです^^
      たったろーさんからのご質問について、トハの個人的な見解にはなるのですがお答えさせていただきます。

      Q1.
      大学に行くことが決まってるけどゲーム会社に就職するなら専門学校に行くほうがいい?

      A1.
      まず大前提として、専門学校に行ったからといって必ずゲーム会社に就職できるわけではないです。大学より専門学校の方がゲーム会社に就職するのに有利か?この答えも、はっきりしたことは誰にもわからないと思います。
      というのも、大学卒を取りたいか専門学校卒を取りたいかは、それぞれの会社の事情によって異なると思うからです。
      トハとしては、「どの学校を卒業したか」よりも「なにを勉強してどんな作品を作ったか」、つまりはポートフォリオの方がずっと重要だと思います。
      たったろーさんが行く予定の大学は3DCGの授業もあるということなので、まずは大学の授業を一度受けてから、改めて考えてみるのはどうでしょうか~
      もし大学の授業内容では物足りないと感じた場合は、必要に応じて足りない分を独学で勉強したり、オンライン講座を受講してみたりすることもできます。
      それでも勉強したいことが勉強できなかったら、そのときは大学をやめて専門学校に通うのもひとつの道だと思います。

      Q2.
      BlenderをMayaの代わりとして慣れていけばいい?

      A2.
      それでいいと思います~Blenderで3DCGが作れる人は、Mayaでも3dsMaxでもすぐに3DCGが作れるようになると思います。
      もちろんソフトの使い方はちがうところも多いですが、ソフトが変わっても根本的な3DCGの作り方については同じです。
      なのでトハは、3DCGソフトのちがいはあまり気にしなくてもいいと思っています。

      Q3.
      毎日を絵を描くことと、Blenderなどで3DCG作品を作るの、どっちをやったほうがいい?

      A3.
      毎日絵を描くことは続けたらぜったいプラスになると思います。
      漫画の表紙ということは他の絵を見て模写なさってるのだと思いますが、模写は観察力を鍛えるのにすごくいいトレーニングになりますよね。
      それで画力が上がるか、キャラクターデザイナーになれるかというのはひとまず置いておいても、3DCGを作るうえで観察力は欠かせないものなので十分役に立つと思います。
      なので、絵を描くことをやめてまで3DCGを作らなくても、絵は毎日ちょっとずつ描きながら、他の時間で3DCG作品も作ればさらにいいのではないかと^^継続は力なり~

      Q4.Q5.
      キャラクターデザイナーになりたいけどゲーム会社に就職したいならエフェクトデザイナー目指したほうがいい?
      キャラクターデザインをする人とキャラクターの3DCGを作る人は分かれている?

      A4.A5.
      2つの質問、少し関連があるのでまとめて書きますね。
      まず、「Q5.キャラクターデザインをする人とキャラクターの3DCGを作る人は分かれている?」について。

      ビッグタイトルのゲームであれば分かれていることが多いです。例えばドラクエ、テイルズ、ペルソナなどのタイトルだとキャラデザの人はだいたい決まっていますよね。
      特にメインキャラのデザインなどは、社外の著名なイラストレーターに依頼することもよくあります。スマホのゲームでも、キャラデザにイラストレーターがたくさん起用されてたりします。
      んじゃこういう場合のサブキャラやエネミーのデザインはどうかというと、大きな会社であれば「2Dデザイナー」が描くことが多いんじゃないかなーと思います。
      大会社だとデザイナーの仕事は分業制のところが多く、社内に2Dデザイン部門があるところもあり、そうなると3DCGデザイナーがデザイン画まで描くことはあまりないような気がします。

      小さな会社や小規模プロジェクトの場合は、
      社内デザイナーがデザイン案出し→デザイン案検討→修正やブラッシュアップ→デザイン決定→3Dモデル作成、という流れでやってることもあります。(実際トハはやってた)
      ただし、ゲームの種類によっては(例えば漫画やアニメが題材のゲームとかリメイクや続編ものでは)すでにキャラクターデザインが決まっていることもあります。

      ここで、たったろーさんがやりやいと思っている「キャラクターデザイン」という仕事について考えてみます。
      ・キャラデザはどちらかというと2Dデザイナーやイラストレーターが担当する仕事
      ・キャラデザは社内の2Dデザイン部門や社外のイラストレーターに依頼することも多い
      ・ゲームの種類によってはキャラクターデザインはすでに決まっていることもある
      ・会社の規模やプロジェクトによっては、3DCGデザイナーがデザイン案出しから3Dモデル作成までやることもある

      なんとなく分かっていただけたかと思うのですが、いわゆる「キャラクターデザイナー」というものは「3DCGデザイナー」とはちょっとちがいます。
      3DCGデザイナーがキャラクターデザインをすることもあるにはありますが、けっこう稀かもしれません。

      さて、それではもうひとつの質問「Q4.キャラクターデザイナーになりたいけどゲーム会社に就職したいならエフェクトデザイナー目指したほうがいい?」について。
      もし本気で「キャラクターデザイナー」になりたいなら、2Dデザイナーやイラストレーターを目指す方が現実的かなぁとトハは思います。
      そうではなくて、「ゲーム会社で働きたい」ということであれば、エフェクトデザイナーを目指すのは多いにアリだと思います。
      あるいは2Dイラストも3Dモデルもモーションもエフェクトも広く浅く身に付けて、デザイナーの仕事が分業されてないような小規模ゲーム会社を狙ってみるか…

      なんにせよ、ぜったいキャラクターデザインしたい!という訳じゃなくてゲームを作る仕事全般に興味がある、というならモーションやエフェクトもやってみるのはいいことだと思います~
      なぜか言うと、実際にやってみることで、ほんとに自分が興味のあることが分かってくることもあるからです。
      トハはなりゆきあって、勤めていたゲーム会社ではモデリングだけじゃなくUIもモーションもエフェクトもやってました。いろいろやってみた結果、トハが1番すきなのはキャラモデリングなのか~ってことが自分でわかりました。
      やってみないと楽しさが分からないこともたくさんありますから、何ごとも一度はチャレンジの精神でやってみるのもいいと思います^^

      トハの回答は以上になります。
      たったろーさんはまだ高校生、これから大学に行きながら、もしかしたら専門学校に行きながら、いろんなことに挑戦できる時間がまだまだいっぱいあると思います。
      これからも考えたり悩んだり選択したり行動したりいろいろやってみてください~学生のときの経験はなんだってぜんぶ無駄にはならないと思いますので!

      • おすぎ より:

        トハさんこんにちは。
        CGデザイナーを目指して勉強しております。
        現在ポートフォリオを作成しているのですが、モデラーになるにはデッサンの作品もあったほうが良いのでしょうか?もし必要なのであればやったことがなかったので勉強しようかと思います。

      • トハ トハ より:

        おすぎさん、こんにちわ~コメントありがとうございます。
        ポートフォリオにデッサン入れた方がいいかどうかって、悩みますよねえ。

        求人に応募するのにデッサン作品が必要かどうかは、会社によってマチマチです。
        募集要項にデッサン数点必須と書いてある会社もあれば、デッサンはいらない3DCG作品を見せてほしいという会社もあります。ただ、応募にデッサン必須の会社が存在する以上は、デッサン描けるに越したことはないです。

        トハはデッサンちゃんと勉強したことがないので、デッサンにはすごい苦手意識があります。でもデジハリに行ってたときオプション授業としてアートデッサン教室というのがあったので、それに参加してちょっとだけ勉強しました。
        そのあと自分でも何枚かデッサンを描いてみて、最終的にうまく描けたデッサン2枚だけポートフォリオに入れてました。
        あと、面接時に実技試験としてデッサン描かないといけない会社もあったので、その会社の面接前は下手なりに家でデッサンいっぱい描いて練習しました^^;

        という訳で、もしどこかでデッサン描かなきゃいけないことになっても大丈夫なように、一度はデッサン描いておくといいかと思います。
        ネットの記事や動画を参考に自分で勉強してみたり、短期のデッサン教室なんかに参加してみるのもいいと思います~

        参考記事:デッサンの描き方を基礎から学ぶ。芸術センスを磨くためのデッサン法

      • たったろー より:

        返信ありがとうございます!
        何をすればいいのかわからずに焦るだけだったのでとても助かりました。
        とりあえずはblenderやmayaなどをゆっくり慣れていこうと思います。遠回りでもそれが目標に近づける道なら焦らず着実に進めたいと思います!

  14. おすぎ より:

    トハさん
    ご返信ありがとうございます。
    デッサン頑張ってみます。

    ご返信ありがとうございました~!

  15. 柚子 より:

    トハさん
    初めまして
    拙い文章で申し訳ありません

    ただのプログラマーだった私がとあるきっかけで、3DCGデザイナーになりたい!
    と思いたち、トハさんのブログにたどり着きました

    CGはまったくの未経験で不安でいっぱいでしたが、本ブログを参考に独学で勉強をして
    挫折しそうになっても、ブログに書かれている言葉に後押しをされて
    この春から3DCGデザイナーとして働けるようになりました
    勝手ではありますが、とても感謝しております

    これからもトハさんの活動を応援しています!
    ありがとうございました

    • トハ トハ より:

      柚子さん、コメントありがとうございます~

      っっ!めっちゃすごい~!そしてほんとによかったです!
      柚子さんのコメントを読んでトハはちょっと涙がでるくらいうれしかったですよ~><
      3DCG未経験から3DCGデザイナーになりたい方の後押しができて、そうしてなりたかった3DCGデザイナーに実際になれた方がいる…こんなにうれしいことはないですっ!

      だけどすべては柚子さん自身が努力してがんばったから実現したことだと思います~^^
      ほんとによかった!
      これからプロの3DCGデザイナーとして柚子さんが楽しく仕事をしつつ、活躍されていくことを心から祈っております。
      柚子さん、とってもうれしいご報告をどうもありがとうございましたっ!
      トハも自分のやりたいことを目指してがんばります~応援ありがとうございます♪

      (もし3DCGの仕事をしていて悩んだりつまずくことがあったら、またいつでもトハのブログを見に来てやってくださいね~^^)

      • 柚子 より:

        トハさん
        お返事ありがとうございます~!

        まだまだスタートラインに立ったばかりですが頑張りたいと思います!
        そして悩んだときには、ブログに来て元気を貰いにきます

        ありがとうございましたっ

  16. 綾鷹 より:

    トハさん、こんばんは。
    トハさんのブログを読んでゲームを作りたいと思い、専門学校に通い出しました24歳の会社員です。
    専門学校に通い出したばかりですが、CGの勉強がすごく楽しく感じています。
    一歩踏み出せたのはトハさんのおかげです。ありがとうございます。

    CGとは関係ない話になってしまうんですが、トハさんは最初の会社を退職される際、どのタイミングで退職を決めたか知りたいです。
    自分はまだ在職中であり、学費を稼ぐためにもしばらく働いた方がいいだろうなと思いつつそのうちやめようと考えながらずるずる引きずりそうな気がして悩んでいます。
    職場の人間関係も働いている環境もそこまで悪くないということもあり、勇気を出せずにいます。

    トハさんの退職の決め手になった出来事は何かありましたか?もしくは踏ん切りのつかない自分になんでもいいので喝を入れてもらえたら嬉しいです。勝手なお願いですみません。

    • トハ トハ より:

      綾鷹さん、こんにちは~コメントありがとうございます。
      なんとなんとトハのブログを読んで専門学校に通い出されたんですね!
      CGの勉強がすごく楽しいということなので、とてもよかったと思うしトハとしても大変うれしいです~^^

      さてさてご質問は、トハが最初の会社の退職を決めたのはどんなタイミングだったのか?ですね。
      本当に会社を退職するかどうかトハもかなり悩みましたが、トハの場合は「ここまでにはどうするか決めよう」という明確な区切りがありました。
      それが ”勤続5年表彰” のタイミングです。トハが当時勤めていた会社は、勤続年数が5年になると表彰状&記念品を全社員がもらえるという決まりがありました。
      トハは勤続3年くらいのときから徐々にいろいろと考えていて、「もし会社を退職するなら5年表彰の前、5年表彰を受けるならこの会社に勤めあげる」なんて風に思っていたんです。
      そんなこんなのときに先輩が退職したりして、3DCGの勉強に本腰を入れ始めて、結果的には勤めて4年半のタイミングで退職した、ということになります~
      (表彰以外にも5年次研修というめんどくさい研修があったので、どうせやめるなら研修受けたくないという思いもありました^^;)

      といってもこの話はあまり綾鷹さんの参考にはならないかなと思うので、
      その後トハが勤務してたゲーム会社を辞めて、転職するかどうか悩んでたときの話もちょこっと。
      結論から言うと、そのときは占いを参考にして退職するタイミングを決めましたっ!
      トハは普段占いとかはぜんぜん見ないし見てもすぐ忘れちゃうんですが、都合のいいときに都合のいいとこだけ拾ってきっかけにすることはあります(笑
      ちょうど転職するかどうか悩んでたときに、占い好きの友人が見せてくれた運勢に「やめるなら〇月、何か始めるなら△月が吉」みたいに書いてあったんですね。
      それでそのときは占いを参考にして、〇月に退職するつもりでもろもろの転職活動を本格的に始めました。
      結局占いに書いてあった〇月には間に合わなくて、退職したのは少し後になりましたけどね~
      でも自分の中で目標や期限を設けることで、よっしゃやるかー!という気になることもあります^^

      という訳で、なにかの決断に踏ん切りがつかないときは、なんでもいいので自分なりの”区切り”を付けてみるのがおすすめかもです。
      ただ、綾鷹さんは現在の職場に嫌気がさしているという訳でもないですし、退職するだけが選択肢ではないのかもしれません~
      ゲーム会社に就職しなくても個人でゲームが作れる世の中ですしね。
      今はまず学校で楽しくCGの勉強をして、少しずつこれからのことを具体的に考えていって、どこかのタイミングで決断する。そうできれば理想的ですよね。

      あまり喝!って感じではなくなってしまいましたが、少しでも綾鷹さんの参考になれば幸いです。どうぞよろしくです~

  17. SIKI より:

    トハさんこんにちは。

    自分は将来VFXアーティストになりたいと考えており、専門学校に通うか費用を抑えてCGスクールに通うか、独学で勉強するか迷っています。

    VFXアーティストになるため、大手の会社などに入るためにはどのくらいの学ぶ期間が必要なのでしょうか?

    自分の年齢は23と出遅れていますが、仕事を終えてから平日は自宅で3~4時間ほど、休みの日は1日中と、個人的にVFXを学ぶだけに考えて絞ったソフト「Houdini」と「NUKE」を平行して勉強しています。日々の成長は感じていますが……1~2年程度頑張ったところで大手の会社、というよりリアルなVFXを作ってる会社に就職なんて出来ないのでしょうか?

    本人の頑張り次第と言われたたらそこまでなのですが……

    先の未来が見えなくて、誰かにVFXアーティストになるにはこのくらい掛かると言われた方が気持ちも楽になる気がします。

    平均してVFXアーティストになるにはどのくらい掛かるのか、専門学校ならこのくらい。CGスクールならこのくらい。独学ならこのくらい。

    ものすごく曖昧な質問ですが、お答え頂けると嬉しいです。

    • トハ トハ より:

      SIKIさん、こんにちは~コメントありがとうございます。
      VFXアーティストを目指してHoudiniやNUKEを勉強中とのことで、どちらもトハは使ったことがないソフトですげ~となっております。

      VFXというと人物をグリーンバックで撮影してCG背景と合成して…のような映画などでよく使われているあれのことですよね。
      正直なところトハはずっとリアルタイムレンダのゲーム系CGをメインの仕事としていたので、映像系の技術であるVFX関連については詳しくありません><
      なのでSIKIさんのご質問「VFXアーティストになるにはどのくらい勉強すればいいのか?」についても、トハの答えは「まったく見当がつかん…!」になってしまいます。

      例えばこの場でトハが、「1、2年くらい専門学校にいけばVFXアーティストになれると思います!」なんて根拠のないことを言うのはとても簡単です。
      でもそんな無責任な言葉を頼りにしても意味がないし、VFXに詳しくないトハにそう言われたところで「本当かなぁ…やっぱり不安だなぁ」ってなると思います。
      どれくらい勉強したらVFXアーティストになれるのか?勉強したところで果たして本当になれるのか??悲しいかなこの答えは誰にも分からないのですー

      でも、先の不安をちょっとマシにする方法ならトハにも答えられることがあります^^
      ズバリ「自分の中で期限を決めてチャレンジする!」です。

      トハはいま個人事業主をやっていますが、会社を辞める前は、収入の見通しとか何もないのに退職するなんて無謀かな…と日々悩んでいました。
      で、悩んだ末に出した結論は「最低でも2年は収入ゼロを覚悟する、2年やってもまったく手ごたえが得られなかったら再就職する」です。
      先の未来には不安しかなかったですが、2年必死にがんばってダメだったらまた会社員に戻ると自分で決めたので、トハはいま「いまできること」を精一杯やっています~

      SIKIさんは現在23歳ということですが、出遅れてるなんてぜんぜん思いません~トハから見ればむしろ若っ!です。それに、平日は仕事を終えてから3、4時間、休日も1日中VFXアーティスト目指して勉強するなんて、なかなか誰にでもできることじゃないと思います。
      それだけの熱量と気概を持って自分のなりたいもののために取り組めるなら、なんだってやりゃできるんじゃないかとトハなんかは思ってしまいます^^

      それと、専門学校に行くか独学で勉強するかについても悩み中とのことですが、VFXの勉強をすることについてはどちらでもできると思います。
      ただ、日本でVFXをメインにやってる会社ってあまり多くはない印象です。ちょっと調べてみましたが、こちらのwikiに名前が載ってる会社は50社もなかった。
      Category:VFX会社

      なので、例えばVFXを専門に教える講師の人はVFX業界出身の人なんだろうかとか、VFXの学校にはVFXの会社とコネクションがあったりするんだろうか、とか考えていました。
      これはあくまでトハの想像なので、ほんとにそうなのかどうかはわかりません。
      でももし見学できるVFXのスクールとかがあるなら、受講するしないは別にしても一度足を運んで学校の人の話を聞いてみるのはいいんじゃないかと思います。
      少なくともトハよりは、VFX事情について詳しい方たちがそこにはいらっしゃると思うので^^

      トハの回答は以上になります~

  18. SIKI より:

    トハさん回答ありがとうございます。

    1つだけ謝らせてください。
    VFXと言ったものの実写系というよりゲームムービーというか……オープニング?のようなものを作りたいと考えています。
    もっと詳しくいうと、その中でも主にエフェクト関係に携わりたいです。

    参考に海外の学生さん達の作品集です。
    レベルが高くて、口が開いてしまいました。
    https://youtu.be/U6fN2Vw5g2E

    2年も収入無しなんて……自分は貯蓄があまり無いので、そうした行為に踏みきると思うと少し恐怖を感じます。

    でも、そこがトハさんと自分の覚悟の違いなんですね。

    いつか映画の制作にも携わりたいと思いますが、トハさんが調べてくれた通り、VFXの会社は本当に少ないですね。

    やはりゲームの方に需要がある証なのでしょうか。

    近いうちにデジハリの説明会に参加しようかと考えています。そこで将来的に自分のやりたい事に繋がるのか見極めようと思います。

    Houdini NUKEは情報が少なくて
    あっても英語が多いので、英語さっぱりの自分は翻訳から始まるもどかしさに時々逃げ出したくなる衝動に駆られます。

    でもトハさんが言う「いまできること」
    先の見えない日常ではなく、期限を決めての挑戦。
    そこで自分が望む姿になっているのか。

    もしなれなかったら自分で自分を笑ってあげます。「お前はその程度なのか」と
    自分で自分を鼓舞します。

    いつになるか分かりませんが
    自分の作品ができたら、ぜひトハさんに見てほしいと思っています。

    「しょうがねぇな面倒だけど見てやるよ」と思ってもらっても構いませんので、いつか「SIKI」という人物が作品を見せにくるかもしれないと

    頭の片隅に置いて頂けたら嬉しいです。

    頑張ります!

    • トハ トハ より:

      SIKIさん、返信ありがとうございます~

      >ゲームムービーというか……オープニング?のようなものを
      これは失礼しました!実写合成のようなVFXというよりは、フルCGムービーに近いものだったんですね。この類の映像はゲームのオープニングやイベントシーンでもよく流れますよね。
      ゲーム内の3DCGといっても、プリレンダの映像は映像系プロダクションが作っている場合も多いと思います。実写系のVFXは日本より海外に多いイメージですが、フルCG映像を作っている会社は日本にもそこそこある印象です。

      リンク先の動画を拝見しましたがすっごいですね~トハは正直こんな3DCG作れない^^
      SIKIさんの作りたい映像を作るためにはいろいろ勉強していく必要があるかと思いますが、自分で納得してやると決めたことならばぜひがんばってほしいと思います。
      トハはすごい映像をみてもすご~い!みたいな感想しか出てこない人ですが、
      それでもよければ、いつかSIKIさんの映像作品を見れることを楽しみにしています~

  19. 永尾裕大 より:

    トハさんはじめまして。
    現在、自分は高3なのですが3DCGデザイナーになりたいという夢を持っています。そこで今悩んでいるのが、芸術系の大学に進むか、専門学校に進むかです。実際に業界に携わってる方からして、芸術系の大学を出て仕事に就くのと、専門尾を卒業してから仕事に就くのとでは何か違いなどありますか?また、トハさん自身はどちらをお勧めしますか?
    自分の周りにこのような業界に勤めてる人がいなかったので質問させてもらいました。

    • トハ トハ より:

      永尾さんはじめまして、コメントありがとうございます~
      3DCGデザイナーになる夢があるということですが、高3は進路などなど悩む時期ですよね。
      ご質問の件について、以下トハなりに回答させていただきます。

      まず芸術系の大学と専門学校の1番のちがいは、「在学中に勉強する内容」だと思います。
      専門学校というのは3DCG系の専門学校だと思いますが、芸術系大学のカリキュラムと見比べてみれば、教わる内容にちがいがあると思います。
      なのでトハとしては、純粋に永尾さんが勉強したいと思うカリキュラムがある学校に行かれるのがいいのではと思います。
      もし会社に入ってから、学校で習っていないことを仕事でやる必要がでてきたら、また勉強すればいいだけです。実際仕事をやりだしてから新しく覚えていくことは山ほどありますしね^^

      芸術系大学と3DCG系専門学校のカリキュラムがほぼ同じだったらどうするか?
      この場合は、トハはどっちでもいいような気がします~
      仕事に就くときにどっちが役に立つか、どっちが有利になるか、というのは時と場合とタイミングによって変わるのでなんとも言い難いです。
      トハとしてはどの学校を卒業したかよりも、どんなポートフォリオを作ったかのほうがずっと重要だと思っています。(※たったろーさんのコメントへの回答もご参考ください~)

      また、こちらの記事に大学と専門学校などの比較がありましたので参考になるかもしれません。
      ゲーム開発を学ぶには専門学校と大学、どちらが有利?就職後の流れも併せて解説
      ぶっちゃけ、ゲーム業界への就職・転職に学歴は必要?

      記事に書いてあることが本当に本当なのか、今現在もそうなっているのかは申し訳ないですがトハにはわかりません><
      でもひとつの判断材料として役立てることはできると思うので、いろいろ検討してみてほしいと思います。

      ネットの情報やトハの考えはあくまでも”判断材料”で、最終的に”判断”するのは永尾さん本人しかできないことです。
      進路とはいつでも悩ましいものですが、永尾さんの進まれる道がよりよいものであることを願っております!

  20. nokishita 。 より:

    はじめまして。nokishita。と申します。

    私は、3DCGとは関係のない大学に通う3回生(21歳)で、進路について今すごく悩んでいて、トハさんのご意見を伺えないかと、ここにコメントを記す運びになりました。
    お時間のある際にご一瞥していただけると幸いです。

    私は、ものづくりや絵を描くこと、アニメやゲームが好きで、将来こういった仕事につけないかと思い、イラスト作成に励んでいたところ、
    昨年の10月からLive2DやSprite Studioというソフトでそれら(イラスト)を動かすことに夢中になり、そこからさらに、高可動域でキャラクターを動かすことができる3Dアニメーションに魅力を感じるようになりました。
    そこで、将来、2DCGや3DCGのアニメーション(3Dをメインに頑張りたい)を作成するお仕事につきたいと考えるようになりました。

    しかし、今年の3月から就職活動が始まり、2DCGのアニメーション技術はまだ足りていない、3DCGの技術はほとんど身につけられていない状況でして、今こういった仕事につくのは難しいのかなと感じています。

    これから、3DCGアニメーションの勉強を始めてゆくゆくはそういった関係の仕事に就きたいのですが、
    今はとりあえず全く関係のない企業に就職して、仕事と並行して3DCGを学んでいくべきなのか、それとも就活せずに勉強に集中すべきなのか悩んでいます。(お金の関係で今は独学で進めるしかない状態ではあるのですが…)

    3DCGとは関係のない業界と、3DCG業界の両方を経験されたトハさんなら、もし同じ状況ならどう考えるのだろうと思い、今回こうして伺うことになりました。

    お忙しいところ大変恐縮なのですが、ご返信頂けると幸いです。

    また、トハさんにお答え頂けたとして、私がどういう風な選択をとったとしても自己責任であるということはわきまえておりますので、そういったところはどうかお気になさらないでください。長文大変失礼致しました。

    • トハ トハ より:

      nokishita。さん、コメントどうもありがとうございます~
      とても丁寧な文章で、nokishita。さんがいま悩まれている内容よく伝わってきました。
      なるほど!確かにめちゃめちゃ悩ましい問題ですね…><

      自分だったらどうするかな、どうするのがいいんだろうか、、といろいろ考えてみたのですが、トハとしては「今はとりあえず就職して仕事しながら3DCGを勉強する」に1票いれさせていただきますっ
      とりあえず就職する、にトハが1票いれる理由は3つです。

      ①3DCGと直接関係はなくても会社で社会人として仕事した経験はぜったい役に立つと思うから
      ②3DCGはまだやり始めて日が浅いのでもう少し勉強してみてから仕事にするかどうか考えてもいいと思うから
      ③2DCGや3DCGの仕事にすぐ就けなかったとしても他の仕事に就けていれば金銭面で心の余裕を保てるから

      ①についてはちがう仕事から3DCG転職する強みという記事で書いている通り、トハの経験から実感していることになります。
      ②については書いてあるままなのですが、もともとイラストや2Dアニメーションをされていたということなので、3DCGに関してはたぶんまだやり始めたところかなと思っています。なので、もしできそうなのであれば別の仕事をしながら独学でもうちょっと3DCGもやってみて、それから判断してもいいのかもしれないと思いました。やってみて始めてわかってくることもいろいろあると思うので~
      ③については堅実性といいますか、やっぱり仕事があって収入があって金銭面での心配がない状態というのは、いい意味で心に余裕ができます。もし本格的に3DCGの勉強がしたくなったら、自分で働いて稼いだお金で3DCGの専門学校に行く、という選択肢も取れるかもしれないと思います。

      ということで、トハの回答は以上になります!
      言うは易しというやつで、言うだけは簡単ですが実際はふつうに就職活動することもめっちゃ大変なことだと思います。
      だからこそ、いまめいっぱい悩めるだけ悩んで、最終的には自分が後悔せずにやり切れるほうどっちかに、やる!って決めてがんばってほしいと思います~
      nokishita。さんのこれから、トハも影ながら応援しております!

      • nokishita 。 より:

        ご返信ありがとうございます。
        周りにCG業界について詳しい方がいないので、貴重なご意見いただけて幸いです。

        やはり、今は就職して、3DCGの勉強をもう少し進めてみてから、仕事にするか考える方が堅実性は高いですよね…。
        加えて、一般企業での経験が強みになることもあるというのを鑑みても、そちらの方面で就職活動するのもアリなのかなと思いました。

        トハさんのご意見を聞いて、やはり今は一般企業への就職で進めていく方が良いのかなと思うのですが、
        トハさんのおっしゃる通り、そちらの方面の就職活動も今年は特にあまり希望が持てなくて本当にどうしようという感じです…(笑)

        今後も、一般企業への就職活動は進めつつ、3DCGがやりたい〜〜、でも今は一般企業への就職した方が堅実だしな〜〜とぶつくさ言いながら悩む気はするのですが、
        3DCGソフトの勉強を進められる状態になんとか早くしていきたい思います!

        早くMAYAを触りたい!(笑)

        稚拙な文ですがお読みいただきありがとうございました!
        僭越ながら、これからもトハさんの活動を応援しています!!

  21. ほしや より:

    こんにちは。今年の4月からエンジニア会社に新卒で入社した22歳です。

    情報系の大学出身で、講義とゼミでBlenderを使ってCGの制作を経験しました。学生用のMayaの経験もほんの少しだけあります。美術の経験はほとんどありません。

    元々CGクリエイターになりたいと思っていましたが一度諦め、やはり諦めたくないと思い始め行動に移そうと考えています。

    そこで質問なのですが、

    ①提出用のポートフォリオなのですが、どのくらいのレベルのクオリティが要求されるのでしょうか?

    ②作品数は何個くらいがよろしいでしょうか?

    ③ソフトはBlenderではなく、やはりMayaのほうがよろしいでしょうか?

    ④1から学びなおすためにスクールなどに通うことも視野に入れているのですが、スクールなどに通ったほうが就職しやすいなどはありますか?

    ⑤通う場合、働きながら通えるおすすめの場所はありますか?(できればオンラインで)

    質問が多くて大変恐縮ですが、お答えいただけると幸いです。

    • トハ トハ より:

      ほしやさん、コメントありがとうございます~
      ご質問の内容について、トハには分かりかねることもあるのですが以下に回答いたします。

      ①提出用ポートフォリオのクオリティはどの程度要求されるか?

      トハはほしやさんが就職したい会社の採用担当者ではないので、すみませんがトハには分かりません~記事内で少し紹介している転職エージェントの方なら、応募者のポートフォリオをたくさん見てきたかもなのでトハよりは知っているかもしれないです。

      ②ポートフォリオの作品数は何個くらいがいいか?

      3DCGデザイナーのポートフォリオに関しては、こちらの記事に書いている内容がトハがお伝えできることのすべてになります。よければご一読ください~
      3DCGデザイナーが思うポートフォリオの作り方①~作り方より大切な考え方のはなし

      ③ソフトはBlenderではなくMayaのほうがいいか?

      どちらでもいいと思います。Blenderで3DCGが作れる人は、ソフトがMayaに変わっても少し覚えればすぐにMayaでも作れるようになります。
      ただ、Blenderはだんだん普及してきているとはいえ、ゲーム業界でいえば業務での使用率が1番高いのはMayaだと思います。

      ④スクールに通った方が就職しやすいか?

      専門のスクールに行ったからといって、そのことで就職しやすくなるということはあまりないと思います。結局のところ実力勝負になりますので、スクールに行っても3DCGが作れるようにならなかったら就職はできません。
      でももし就職支援までやっているようなスクールだったら、講師の人が業界の就職事情に詳しかったりツテがあったりするかもなので、そういう意味では少し就職しやすいこともあるかもしれません。

      ⑤働きながら通えるおすすめの学校はあるか?

      すみません、こちらもちょっとトハには分かりません~トハはデジハリ(しかも昔の)しか知らないので、たくさんある学校の中からどれがおすすめかを判断することはできません。
      オンラインとなると選択肢も結構ありそうなので、詳しそうな人に聞いてみるか、口コミ等を調べて比較してみるとかで絞っていく感じになりますかね。

      回答は以上になります。あまりちゃんと答えられるものがなくてすみません~
      でも分からないことを分かったフリして答えてもなんにも意味がないので、悩みは尽きないかと思いますが納得できるまで色々聞いたり調べたりしてみてくださいね!
      どうぞよろしくお願いします~

      • ほしや より:

        質問が多いにもかかわらず、ご回答いただきありがとうございました。

        試行錯誤しながら作品を作り、まずはポートフォリオ完成を目指したいと思います。

  22. nanashi より:

    こんにちは。
    現在高校3年生の者です。
    進路を決める今、モーションデザイナーという職種に心を惹かれています。
    そこでトハさんに2つ質問なのですが、
    1.私がその職を目指すにあたって、専門学校に入るか普通大学のデザイン科などに入るのには違いはありますか?
    またどちらの方が技術を向上出来ると思いますか?(努力次第というのは分かっていますが、やはりより専門的な勉強が出来る専門学校の方が良いのでしょうか?)

    2.また、専門学校を選んだ場合、これから入学までの間何をするべきですか?人生で1度もこの職に関する勉強はした事ないので、教えて下さると幸いです。

    • トハ トハ より:

      nanashiさん、コメントありがとうございます。
      高3は進路についていろいろ考えないといけない時期ですよね~
      モーション関係についてはそこまで詳しくないのですが、トハなりの見解にて回答させていただきます。

      1.専門学校に入るか普通大学のデザイン科に入るかで違いはあるか?

      大きな違いは学校のカリキュラムかと思います。要は学校でどんな内容の授業が受けられるかですね。
      実際これは学校によっていろいろなので、どの専門学校に行くかによっても違うと思います。
      また、nanashiさんのご質問にどちらの方が技術を向上できると思うか?とありますが、3DCGのモーションデザイナーを目指すなら、3DCGを使ったモーション制作を教えてくれる学校で学ぶ方が技術は向上します。
      ここで言ってる技術とは「3DCGソフトでモーション制作する技術」という意味なんですが、でも3DCGでモーションを作るには2Dアニメーションの知識も持ってる方がよかったりするんですよね~
      モーションデザイナーとして会社に新卒採用された方の、在学時の専攻は2Dアニメーションということは実際よくあります。
      最終的に画面に映し出される映像は2Dなので、3DCGのモーション制作にも2Dアニメーションの考え方は必要になってくる訳です。
      学校で2Dアニメーションを勉強されてた方は、会社に入ってから3DCGソフトの使い方を勉強して覚えたりしていました。
      …ということで、1番効率がいいのは「2Dアニメーションの知識も3DCGでのモーション制作の技術も網羅的に教えてくれる学校」に行くことかもしれないです。
      そういう学校ってあるのかな?すみませんちょっとそこまでは分からないのですが、nanashiさんがどんな学校へ行って何を勉強したいかを考える際の、参考にしていただければと思います。

      2.これから入学までの間何をするべきか?

      かっこいいアニメーションや上手なモーションの映像をたっくさん見まくってください!
      実はこれは、トハが会社でモーション制作を仕事でやることになったとき、先輩ベテランモーションデザイナーに言われたことです。
      2Dアニメでもゲームの必殺カットインでもなんでもいいんですが、毎日少しずつでもいろんないい映像を見ていくのがいいと思います。
      このブログにあるモデリングの記事で、いいモデルを作るためにはいいモデルをたくさん見ることという話を書いています。
      この話はモーション制作にも通ずるところがあって、いいモーションを作るためにはいいモーションをたくさん見て知っておく方がいいのです~
      これは絶対やっておいて損はないと思いますよ!

      トハの回答は以上になります。
      なにかと悩ましいことが多い時期かと思いますが、がんばってくださいねっ応援しています^^

      • nanashi より:

        お忙しい中返信ありがとうございます!
        アニメなどの映像作品が大好きなので沢山見たいと思います。

  23. トラのイケ より:

    トハさんこんにちは、記事を読みまして勇気づけられました。現在32歳で3年前に週一の専門学校で3DSmaxを習得して、今は別の専門学校で作品を作りこれから就活をします。とにかくCGを生活の一部に落とし込み毎日作品を作っております。モデラー志望ですが、キャラ、背景両方ポトホに入れようと思います。バイトでもいいのでこの業界にしがみつきたいと思い片っ端から応募しょうと思います。トハさんの記事に会えて良かったです!頑張ります!

    • トハ トハ より:

      トラのイケさん、コメントありがとうございます~
      トハの記事が少しでもなにかの力になったのならうれしいです!^^
      何ごとも行動しなければ結果が出ることはないですよね~がんばってくださいっ応援しています!

  24. ちみ より:

    トハさん初めまして。
    自分は今までCGとは関係ない業界で働いていましたが、去年トハさんのブログを見てからゲームや映像に関わるデザイナーになりたいという気持ちが高まり、ついこの間映像業界への転職が決まりました。
    それもこれもトハさんのブログを読んで全くの異業種からCGデザイナーに転向した人がいるという事実に勇気をもらった結果です。

    月並みですが好きなことを仕事にできるってすごく楽しいことだと気付けて良かったです。
    この業界はこの業界で大変なこともありますが、今までの自分の頑張りを忘れずに今後も頑張っていきたいです。

    きっかけとなったブログを公開してくれて本当にありがとうございました。

    • トハ トハ より:

      ちみさん、コメントどうもありがとうございます~
      映像業界への転職が決定されたとのこと、おめでとうございます~!すごいっ本当に良かったです!
      トハはただ自分の経験を記事に書いただけなので、そのあとのすべてはちみさんが努力されたからついてきた結果だと思います!

      でもトハの書いた記事が、ちみさんが新しいことに挑戦することのきっかけや後押しに少しでもなれたのだとしたら、こんなに嬉しいことはないです。
      これから新しい職場で業界で大変なこともたくさんあると思いますが、ここまで漕ぎつけた自分の力を信じて、たまには周りの人も頼ったりして、うまく楽しく進んでいってほしいと思います。
      ちみさんのこれからの活躍をトハも陰ながら応援しております~

      このブログを見てくれて、ご報告してくださって本当にありがとうございます。
      またぜひ息抜きにでもたまに見に来てやってくださいね~^^

  25. つる より:

    トハ様、初めまして。
    私は今blenderの勉強を独学でしており、ゆくゆくは3DCG業界で働きたいと思っております。
    現職は3DCGとは関係のない仕事をしています。

    現職の都合上、スクールに通いながら学ぶのが難しく感じており、独学で勉強しているのですが、やはりスクールで学んだ方が良いでしょうか。

    また、3DCGの求人を見ると実務経験が必須な企業が多いのですが、3DCGのアルバイトなどをして実務経験を積んだ方が良いのでしょうか。

    お時間がある時で構いませんので、トハ様からの意見が聞いてみたいです。
    よろしくお願い致します。

    • トハ トハ より:

      つるさん、コメントありがとうございます。
      働きながらBlenderを独学で勉強中なのですね~

      ご質問の件ですが、スクールで勉強しなければ転職できない、またはスクールに行った方が就職しやすい、ということはないと思います。
      結局3DCG関係の就職・転職で1番重要になってくるのはポートフォリオ(作品)なので、独学でもちゃんと自分の作品を完成させられるなら問題ありません。
      実際、最近はSNSなどで自主制作の作品をたくさんアップして、そこから仕事につながったというような例も見かけることが増えました。
      スクールに通うのが難しい場合でも、UdemyMentaなどスポット的に学べる有料教材や講習などもあるので、つるさんの生活スタイルに合った方法を検討されてみてはいかがでしょうか~

      それからアルバイトなどで実務経験を積んだ方がいいか?についてですが、実務経験はないよりはあるほうがいいです。アルバイト採用で3DCG制作の現場を見れるならすごいラッキーと思います。
      実務経験うんぬん以前に、バイトでも会社に入れれば実際に3DCG制作しているプロの人たちと知り合いになれたり、仕事の話を聞いたりできるかもしれないってことが1番の収穫になると思います~
      でも3DCG会社でアルバイト募集しているところってそんなに多くない印象があります。(トハの感覚的なものなのでつるさんの知ってる範囲とは状況がちがうかもしれません)

      という訳で、もし行けそうなアルバイト募集があるのなら応募してみるのは全然アリだと思います。
      でも良さげなバイトの募集がなかった場合は、3DCG求人の中でも実務経験年数を条件に入れてない会社さんや、未経験OKって書いてあるところにまずは応募してみる感じでしょうか。

      もしどうしても行きたい会社があるけどそこの募集条件に実務経験年数があるような場合は、採用に関する問い合わせができるようになってる会社なら、まずはメールで「実務経験がなくても応募可能でしょうか?」ってことを聞いてみる手もあります。
      募集要項に実務経験年数が書いてあるときは即戦力の人材を求めてることがほとんどなので「応募しないでね」って言われる可能性もぜんぜんありますが、もしかして運やタイミングがよかったら「とりあえず応募してくれたら見るよ」って言ってもらえる可能性もあります。会社の中の状況は外からは分かりませんので、聞けそうなら失礼のないように聞いてみると意外と大丈夫なこともあるかも…と思います!

      トハの回答は以上になります~どうぞよろしくお願いします^^

      • つる より:

        お忙しい中、ご返信を下さりありがとう御座いました!
        参考にさせていただきます。

  26. でぃっち より:

    初めまして。異業界から背景モデラーを目指して転職活動中のものです。
    私は今未経験でも応募できる会社様を中心に受けて、書類選考が何社か通り一次面接を突破し次が最終面接の企業様があります。

    最終面接ではどういったことが聞かれるのか(もちろん会社によるとは思いますが)や、準備しておいたほうがいいことのアドバイスを頂けたら幸いです。
    また、実際最終面接はどのくらいの通過率なのでしょうか。トハ様の体感でもよろしいのでご教示いただきたいです。

    お忙しいところ恐縮ではありますが、お時間があるときで構わないのでお返事を頂けたら幸いです。

    • トハ トハ より:

      でぃっちさん、コメントありがとうございます~
      いやいやすごいです!もうそんなに転職活動を進めていらっしゃるんですね!
      一次面接を通ったとのこと、おめでとうございます^^

      ご質問の件ですが、最終面接ではどういうことが聞かれるか…すみませんが正直分かりません~><
      トハのときはまったく想定してなかったようなことを聞かれました笑
      (詳細はコチラ→自分の人生にぜったい必要なことを3つ挙げるとしたら?って面接で聞かれた話
      また、最終面接の通過率についてもトハには検討もつかないことだったりします。

      ただ、これは大して多くもないトハのこれまでの面接経験における話ですが、最終面接まで進んだときは結果的には内定をいただきました。
      就職希望者が何百人も来るような大手企業だとまた違うと思うのですが、そこまで大きな会社じゃない場合でさらに中途採用の面接であれば、会社さん側は「採用したいから面接してる」ことが多いと思います。
      ふるいにかけて落とすために面接している訳じゃないので、最終面接まで進んだという事実は自信をもっていいことです。
      だからあとはもう、でぃっちさん自身のことをよく知ってもらうつもりで面接に臨まれるのがよいのではないでしょうか~
      もしそれで最終面接に通らなかったとしたら、それはきっとその会社さんとでぃっちさんは合わなかったというだけのことなので、もっと自分に合っている会社に出会える機会ができたと思って前向きに捉えるのが吉です^^

      面接というのはとにかく緊張してしまうものですが、会社の面接官や最終面接に来る偉い方々が知りたがっているのは結局「この人は一体どんな人なのかな?」ってことです。
      だから本当は緊張せずにいつもの自分で自然体で話せるのが一番いいんですけど、そんなの無理ですよね笑
      面接で聞かれる質問を想定したりしていろいろ準備するのは、本番でできるだけ緊張せずに面接に臨めるようにするためなのかも…とトハは思っています。
      「これだけ準備したんだから大丈夫!きっとうまくいく自分はやれる!」って^^
      ぜひそういう気持ちで、いつものでぃっちさんの姿を最終面接でも発揮してきていただきたいと思います~

      質問の回答には全然なりませんでしたが、面接がんばってください~応援しています!

      • でぃっち より:

        お忙しいところお返事を頂きありがとうございます!
        かなり緊張してたのですがトハ様のお言葉で少し気が楽になりました!
        いいご報告ができるように頑張ってきます!

  27. くく より:

    初めまして。
    現在2Dデザイナーとして会社に勤務しているものです。
    自分自身、トハさんのこの記事を読んだことがきっかけで3Dデザイナー(モデラーorモーション)にキャリアチェンジしたいと考えており、blenderを使用してポートフォリオを制作しています。
    そこで質問なのですが、2Dデザイナーから3Dデザイナーにキャリアチェンジすることは可能でしょうか?
    また、Mayaなどの実務で使用されているソフトは未経験でも大丈夫でしょうか?

    突然のコメントで大変申し訳ないのですが、
    お答えいただければ幸いです。

    • トハ トハ より:

      くくさん、コメントありがとうございます~
      トハの書いた記事がきっかけになったとのこと、なんかうれしいです^^

      さて、くくさんは2Dデザイナーからモデラーかモーションの3Dデザイナーに転身するべく活動中とのことですが、個人的には2D→3Dへのキャリアチェンジは全然可能だと思います!
      むしろ2Dデザイナーとしての業務経験も持っているなんてすごい強みになるんじゃないでしょうか~
      もちろん作るものは2Dと3Dですから使うソフトも違うし勝手は違うのですが、2Dデザインの知識や技術などは3D制作に活かせるものが多いと思います。

      それから現在はBlenderを使っているということでMayaなどの使用経験がないことに不安を感じておられるかもしれませんが、これもそんなに心配することはないと思っています。
      これはトハの経験からそう思っているのですが、Blenderで3DCGが作れる人はMayaなど他のソフトを使うことになってもすぐ使い方に慣れて作れるようになります。
      実際トハも就職するまではほぼ3dsMaxしか使えなくて、就職してから会社でMayaの使い方を覚えることになりました。トハの場合は先輩方がMayaの勉強時間を取ってくれて教えてくれました。
      新しく入社した人の教育にどれくらい力を入れるかは会社によって違いますが、でももしくくさんがBlenderで作ったポートフォリオが採用する人たちの目に魅力的に映るものだとしたら、Mayaの使用経験がないことなんて些細な問題なんじゃないかな~と思います。

      トハの回答は以上になります!
      くくさんが希望する職種にキャリアチェンジできるよう、ひそやかにですが応援しております。ぜひがんばってくださいっ!

  28. くく より:

    お忙しいところご返信いただきありがとうございます!
    トハさんのそのお言葉で大変勇気が湧きました。
    3Dデザイナーとしても活躍できるように頑張ります。

  29. ぽんず より:

    トハさんはじめまして。
    デジハリのオンラインスクールを卒業したのですが今後の転職について悩んでおり、そんなときにこちらのブログとコメント一覧を拝見したので少しご意見を伺えればなと思いました。

    わたしは30歳で漠然とCGの仕事をしたい!と思ってスクールを始めてみて実際とても楽しかったのですが、CGの仕事はキャラクターモデラーや背景モデラー、アニメーター、エフェクターとたくさんありどの職種に就職するか、どこに向けたポートフォリオのための作品作りをするかとても悩んでいます。

    元々映画の仕事もできそうなエフェクトや背景モデラーに憧れてCGを始めたのですが、他の人の作品と批評などを見ても「これで十分じゃない?天才じゃない?」という感じで、あまり伸び代がないとうか観察力がないような気がします。
    エフェクターに関しては物理の知識も必要そうで自分にできる自信もないです。

    一方でスクールの作品作りではキャラクターのモデリングとアニメーションは楽しく夢中になってでき、他人の生き物のCGや絵の造形に関しても普段から違和感を覚えることが多いので伸び代があると感じました。

    なにかの職種で経験を積んで、いつかはすべてを満遍なくできるようなCGデザイナーになりたいと思うのですが、そのためにまずどの職種から入っていけばいいのかとても悩んでいます。
    漠然と、憧れていることなのか、得意なことなのか、みたいな感じで・・
    分野としてはゲーム業界ではなく映画やアニメーションにいきたいと思っています。

    アドバイスいただけたら嬉しいです。

    • トハ トハ より:

      ぽんずさん、初めましてコメントありがとうございます。
      おお!すでにデジハリオンラインスクールのカリキュラムを終えられたのですね~それはなによりです、お疲れさまでした^^
      さてご質問の件についてですが、分かる範囲にてお答えさせていただきます。
      トハ自身はゲーム業界に身を置いている者なので、映像系CGの実態に詳しい訳ではないということを念頭にご覧いただければと思います。

      まずぽんずさんは3DCGのいろんな分野に興味をお持ちのようで、それはとてもいい事だと思います。ゆくゆくは満遍なくすべての分野をこなせる3DCGデザイナーになりたいということなので、ゼネラリスト志望ということになりますかね。
      ただおそらく、映像系のCG制作も大きな会社になればなるほど分業制がしっかりしていると思います。もう読まれているかもしれませんが、こちらの記事(2017年のものですが)にもそのようなことが書かれています。↓
      CG・映像業界9職種に求めれる能力と人材不足度を、テトラ代表が徹底解説

      会社によって希望すれば部署移動できる制度があるかもしれませんが、基本的に分業がしっかりしている会社ほど自分の担当外の仕事に携わる機会は減ります。
      なので、もし今どうしてもひとつの職種に希望を絞るのが難しい、いまはまだいろんなCG制作に携わってみたいと考えている場合は、小規模な映像会社を志望してみるのもアリかもしれません。
      小規模会社では物理的な人員の数の問題で、必然的にいろんな仕事に携わる機会が増えたりします。(ちょっとブラック気味なところもあるかもしれないのでそこはご注意)
      トハも今でこそキャラモデラーというところに落ち着いていますが、それは実際にキャラも背景もモーションもエフェクトも自分でひと通り全部やってみて分かったことだったりします。
      一方で分業制が整っている大会社を志望する場合は、やはりポートフォリオも希望する職種に合ったものの方が良いかなと思います。
      もしデジハリスクールの講師の方に映像系CG界隈に詳しい方がいらっしゃるなら、トハよりも講師の先生に相談してみた方がより具体的なアドバイスが聞けるかもしれないです。

      また、背景モデリングは伸びしろがあんまりないかも?キャラモデリングのほうが伸びしろがあるかも?等々お考えのようですが、伸びしろ云々については今はまったく考えなくてもいいと思います~なぜならどの分野においても絶対にいっぱい伸びしろあるからです。
      正直3DCGのオンラインスクールで勉強できることはCG制作のほんのさわりです。仕事でCGを作りながら知っていくことは、学校の勉強で知ることより何倍も多いです。
      きっと今ぽんずさんの目から見て完璧に見えるCG作品でも、何年か仕事したあとに見たら見え方が全然違っていると思いますよ^^

      ということで…
      ちょっとなかなかぽんずさんの悩みを解決できるような回答をするのは難しいのですが、世間には「習うより慣れろ」という言葉もあります。
      希望職種がはっきりしてても希望通りの職種に就けるかどうかは分かりませんし、実際モーション志望で入ってきた人がエフェクト担当になってバリバリやってることとかもあります。
      いろんな職種に興味があるということは絶対にマイナスにはなりません。むしろいいことなので、前向きな気持ちを持って就職活動に活かしていただければ嬉しいなぁと思う次第です~
      以上、よろしくお願いします!

  30. ラト より:

    トハさん
    はじめまして。
    3dモデラー になりたいのですが、高校生からの進路として
    一番最適な選択を教えていただけないでしょうか。

    知り合いに、3dモデラーを目指している高校生がいます。
    実際、いろいろなことを調べましたが、専門学校に行かず、大学に行って独学で勉強した方が良い。専門学校は選ばない方が良い、と言ったアドバイスを間にします。後々取り返しのつかなくなってしまう事もあると思うので、

    1.具体的にどのような専門(地雷でない)を選ぶべきか
    2.どのような努力を具体的にするべきか
    を知りたいです。

    トハ様が3dモデラーになるには。参考にされたサイトや、おすすめの学校などあれば、ぜひ教えていただきたいです。現在高校生で、デッサン力はあり、可能性や選択肢がたくさんある年齢のため、ぜひお願いしますm(_ _)m

    彼女の本命職業は、「3Dキャラモデリング」ができる仕事です。
    人体を動かすようなモデリングを最終的に仕事としてやりたいそうです。
    インテリアモデリングでも良いが、キャラクターのデザインや、3Dモデリングの仕事をしたいとの事でした。また、キャラクターを動かす、というよりはキャラクターのモデリングの形成、およびキャラ自体のデザインの範囲がやりたいようです。
    因みに、彼女は18歳ですが、イラストが本当に上手く、デッサン力もあります。

    高校生ですが、学歴の高い大学に入る偏差値もなく、資金も家の事情でそこまでありません。
    仮に学費などがかかる学校などに行った方が良い場合は本人が頑張って資金を稼げるだけのバイトできるかなども確認します。

    私は夢をあきらめて平凡な道を進みました。
    彼女には諦めてもらいたくないです
    彼女には今年、高校最後の一年があります。
    私も回答いただき、追加でたくさん調べてみようと思います。
    どうか、よろしくお願いします。

    以上になります。

    長々と申し訳ありません。
    よろしくお願いします。

    • トハ トハ より:

      ラトさん、初めまして~コメントありがとうございます。
      3Dモデラーとひと言でいっても実際は映像系やフィギュア原型などいろいろあるのですが、トハに分かるのはゲーム係CGのことだけなのでその点はご留意くださいませ。

      ご質問の件ですが、まずはこちらの記事を読んでみてください。
      特に「専門学校卒業はどう評価される?」のところと、「ゲームクリエーターに求められるのは結局「人間力」であり学歴ではない」のところを読んでいただきたいです~
      ゲームクリエーターに学歴は必要?開発歴18年の私が回答します

      この記事では大卒と専門卒のちがいも分かりやすく示されているので参考になると思います。記事で言ってることをズバッとまとめてしまうとこんな感じです。
      ・新卒で大手ゲーム会社に就職したいなら大学に行くほうがいい
      ・大手ゲーム会社にこだわらないなら専門学校で技術を身に付けたほうがいい
      ・でも学歴が多少関わるのは新卒採用のときだけで職場では誰も人の学歴なんて気にしてない

      ラトさんの質問1)具体的にどこに行けばいいか?については、これでおおよそ答えは見えてくるかと思います。
      また質問2)具体的にどんな努力をするべきか?について、これはもう「とにかく手を動かしてCGを作ってください」とトハならお答えします。

      今は昔とちがって本当に誰でも手軽にCGを作れる時代になりました。
      Blenderなどの無料ソフトがありますし、とりあえず作り始めてみることにスペックの高いパソコンも必要ないし、ちょっと検索すればCG制作のチュートリアル動画がいくらでも転がっています。
      この状況で、将来3DCGモデラーになりたくてそのために勉強したいと思っている人が、”まだ一度も3Dモデルを作ってみたことがない”となれば…
      ほんとに3Dモデラーになりたいと思ってんのかな??って思われてしまいます。
      だからまずは自分で作ってみること!これが大事です。

      実際に自分の手を動かして作ってみることで初めてわかることもあります。
      やってみたら思ったより楽しくなかったということもあるし、やってみたかったことよりも別のことに興味が沸いてくることもあります。
      作ってみて難しかったから、こういうところが分からなかったから、だからそれを教えてくれる学校できちんと勉強したい。そんな風に進みたい道の選択も今より具体的に見えてくるかもしれません。(もうすでに作っていらっしゃたらすみません~)

      高校生のご本人さんはデッサンも絵もお上手ということだし可能性はいくらでもあります。
      第一まだ高校生!まだまだいっぱい時間があるし、取り返しのつかないことなんて心配しなくてもほぼありません。
      トハなんて中学卒業してから5年もCG関係ない学校でプログラミング勉強してたんですよ~そのあと4年半もCG関係ない会社で働いてたんですよ~それでも大丈夫だったんですから^^
      それに、CGを作ることにはどんな経験でも活かすことができます。
      イラストが描けることももちろん役に立ちますが、スポーツをやって人の動きや筋肉について知ることも、たくさんの人と話して遊んでコミュニケーション力を付けることも、いろんな場所に旅行に行ってきれいな景色を見ることも、無駄になることなんて本当にひとつもありません。
      CGソフトの使い方は、勉強すれば誰でも使えるようになります。ソフトの習熟度にちがいがあっても、その差って実はたいしたことなくて勉強して覚えればすぐ埋められる差です。
      それでも同じCGソフトで作ってできあがる3Dモデルに差があるのは、その人の個性・感性・いままで培ってきた技術や経験がそこに反映されるからだと思います。これらは一朝一夕で身に付けられるものではないです。
      だから高校生のご本人さんには自分で3Dモデルを作ってみながら、CG作る以外のこともいっぱい経験してほしい~と個人的には思います。どんな経験も無駄にはなりませんから!

      それからラトさん。
      高校生さんに夢を叶えてもらいたい、人生うまくいってほしい、そういう想いで応援されていること伝わってきました。
      高校生さんが進路に悩んでいるとか、相談相手が欲しくて困っているというようであれば大いにラトさんの存在が助けになると思います。
      ですが、いまは高校生でも自分でいろんな情報を調べられる時代です。きっとご本人さんも自分でたくさん調べていると思うし、いろいろ考えていると思うんですよね。
      もし本当にその人がやりたいと思っていることだったら、例えば周りの大人にいくら止められようが諭されようが反対されようが、やる人はやります。トハもそうでした。笑
      なのであまり心配し過ぎずに、やりたいようにやらせてあげてもいいのかなと思います。
      もちろんラトさんのようにいろいろ調べてくれて応援してくれる人がいるのは心強いと思いますので、困っているときにはすかさず現れてそっと手助けしてくれるような、高校生さんにとってラトさんがそういう格好いい存在であればいいな。
      と、思います~とても個人的な感想で申し訳ないですが^^

      以上です!ご確認よろしくお願いします。

  31. 通りすがりの主夫 より:

    お久しぶりです〜いつもありがとうございます♪

    X(Twitter)でフォローさせていただいていてこちらを読みました。
    社会人からCG業界に転職された話しが聞けてとても参考になり元気もらえました。
    こちらを書いていただいて、ありがとうございます。
    この書かれた事、以上のものがあったと思います。

    本当に凄いです。

    私の場合は、もと保育士で、その保育士でできる事をやれる事を
    周り方々や子ども達に支えてもらってやり切る事が出来き、色んな事を経験させてもらって、幸運にも、いろんな、お土産まで頂きました。

    そして、保育士とは別な事をやって見たいと、嫁さんと相談し主夫をさせて頂きながら
    blenderでキャラモデリングをマイペースですが勉強しています。

    blenderを初めて6か月たち最近は、ちゃんと寝る!夜遅くまでモデリングをしない!息抜きをする!作業、作りかたを書き出す!心の安定を保つ!が身についてきました。

    トハさんのブログなども、とても勉強になり、参考にさせて頂いています。

    質問になるのですが、専門学生ではない社会人、一般の方がCGの現場作業を見る体験する事はできないのでしょうか?

    実際にみて、一連流れをしれたら良いなぁと思っています。

    また私は、ゲームやアニメに助けられてきたので、それらに携わりたいなぁと思っています。

    • トハ トハ より:

      通りすがりの主夫さん、コメントありがとうございます~
      X(Twitter)アカウントもフォローしていただいてどうもです!
      この記事はきっとトハと同じように悩んだりしている人が他にもいるんじゃなかろうかと思って、少しでもなんかの参考になればと思って書いたものです~励みになれば幸いです^^
      ちゃんと寝ること、息抜きすることなんかは個人的にものすっごい大事だと思ってますので、ぜひぜひ健康的に勉強していってもらえればうれしいです!

      さてご質問の件について。
      考えてみましたが社会人がCG制作会社の現場を体験する場というのはなかなかないかもしれないですね…ゲーム会社であればひとつ思い浮かぶのはテスターのアルバイトとかでしょうか。

      求人サイトでゲームのテスターやデバッグなどの求人を探してみると募集していることがあります。
      1日中ゲームをプレイしつつ細かいバグなどを探していくのが主なお仕事で、ぜんぜん楽な仕事ではないんですがCG制作の技術などはなくてもできます。
      勤めていたゲーム会社でもテスター募集して学生さんがバイトで来てたりしましたが、トハが在籍していたのは大きなゲーム会社ではなかったので社員と同じフロアでバイトさんも一緒にテストしてましたし、お昼一緒に行ったりとか仲良くなった社員にポートフォリオを見てもらったりもしてたようです。
      ただ基本的に開発中のゲームの情報というのは社外秘なので、会社によってはテスターはフロアも別で本当にテストの仕事のみしか関われないこともあるかもしれないし…うまいこと会社内の様子がうかがえるかどうかは分かりません。

      あとはインターンシップという会社への体験入学みたいなのがありますが、こちらも基本は学生さんに向けた制度になってます。
      ただ調べてみると最近は社会人インターンというのを実施している企業も増えているそうです。
      ゲームやアニメの制作会社がこういう制度を導入しているかどうかはちょっと怪しいですが、一度調べて見るのもいいかもしれないと思います~
      トハが転職活動をしていた頃とは時代も変わったと思うので、なにかいい制度みたいなのができてるかもしれないですしね!
      以上です。ご確認よろしくお願いします~

      • 通りすがりの主夫 より:

        いつも丁寧に返信して頂いてありがとうございます♪

        助かります。
        私も現場を見る方法や流れを知る方法を調べて見ようと思います。

        また、モデリング等で気になる事やわからない事があったら質問させていただきます。

        その時は、よろしくお願いします。

        トハさんも心身的にも気をつけてお過ごしください。

        ありがとうございました♪

  32. sutomaru より:

    トハさんこんにちは!
    今cg業界に転職したいと思ってこのブログに辿り着きました!
    質問です。就職したい会社があったらいきなり履歴書とポートフォリオを送って良いのでしょうか?送る時になんか一言添えた方がいいですか?

    • トハ トハ より:

      sutomaruさんこんにちは~コメントありがとうございます。
      CG会社への転職を考えておられるんですね~就職(転職)したい会社があったらまずはその会社のホームページを見てください。
      会社のホームページにはだいたい採用情報のページがありますので、そこを見るとどんな書類をどんな風に送ってください、というようなことが書いてあると思います。
      会社によってポートフォリオの出し方も違うかったりするかもしれませんので、きちんとその会社の募集要項に沿ったものを用意して送るようにしてください。
      ひと言などはあってもなくてもどちらでもいいかと~トハは送付状というのを1枚付けて送ったように思います。転職活動がんばってくださいね!

トハ
トハ

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