先日パソコンのハードディスクをSSDに交換しました。
そしたらパソコンの動作が速くなってめっっちゃ快適になりました~
古いパソコンで起動が遅くて困ってる人、ディスク使用量100%問題に悩まされてる人…
パソコンを買い替えなくても、SSD移行だけで解決するかもしれません!
という訳で、この記事ではHDD→SSD移行の効果・方法・注意点などをまとめてみます。
特に、1個のハードディスクをCドライブとそれ以外にパーティション分けして使ってる人は参考にしてみてください~
長年のディスク使用量100%問題がSSD移行で解決した!
トハが現在使用しているパソコンは、2013年に購入したものです。古め。
でもメモリ増設・グラボ変更・電源ユニット交換などなどやってきたので、今も問題なく使用できています。起動には時間がかかりますが早めに電源入れておけば大丈夫。
ただ唯一悩まされてた問題が「ディスク使用量が突然100%になってパソコン重くなる現象」でした。
ネットで”ディスク使用量 100”で検索すると、いろんな原因と対策の記事がヒットします。
が、なにを試しても症状はまったく改善しませんでした。そもそも原因が不明です。
分かるのは「ハードディスクに異常な高不可がかかって処理が重くなる」ってことだけです。
で、ふと思い至りました。
パソコンが爆速になるという噂のSSD…
処理の重いハードディスクをSSDに交換したら、ひょっとしてこの問題もなおるかも?
結論から言うと、SSD移行でディスク使用量100%問題はカンペキになおりました!!
SSDすごいっ!
ついでにパソコンの起動もホントに爆速になりました。
以前までは、パソコン起動後しばらくディスク使用量が100%になることもあり、作業開始の1時間前にはパソコンの電源を入れて放置してました。
SSDに交換したあと、パソコン起動後デスクトップが表示されるまでの時間を計ってみたところ…
なんと50秒。はっや!
WindowsがインストールされているCドライブ、これをHDDからSSDに変更するのはものすごく効果があります。パソコンの処理が重くてイライラすることが本当になくなりました。
うれしい♪
パソコンが遅くて困ってる人には、ぜひSSD移行を検討してみてほしいです。
ただSSD移行には注意点もいくつかあるので、次はそちらもまとめていきます。
よければ参考にしてください~
HDDをSSDに交換する前にチェックすること
トハの使用しているパソコンは、ノートパソコンではなくデスクトップです。
デスクトップパソコンにSSDを追加するときは、以下の点をチェックしてみてください。
- 購入するSSDの容量とクローンソフトの検討
- SSDとマザーボードをSATA3ケーブルで繋げられるか
- 電源ユニットからSSDに電源を供給できるか
順番に見ていきます~
※ノートパソコンをSSD移行する場合は、こちらの記事が参考になると思います。
①購入するSSDの容量とクローンソフトの検討
まずはSSDを購入する必要があります。
購入するSSDは、使用中のHDDと同じか、それ以上の容量のSSDにするのが最も安全です。
使用中のHDDが500GBなら、SSDも500GBのものを選ぶってことです。
ただ大容量SSDは高価なので、HDDの実際の使用量より、余裕ある容量のSSDを選ぶのも良いです。
HDDの使用中の容量が100GBなら、250GBとかのSSDを選ぶって感じです。
ここでトハの場合について解説。
トハのパソコンには2TBのHDDがひとつあり、それをCドライブと別ドライブに1TBずつパーティション分けして使っていました。
各ドライブとも、それぞれ450GBくらい使用中となっていました。図にするとこんな感じ。
CドライブはWindowsや他のアプリケーションをインストールする用、別ドライブは完全に作業データ保存用として使っていたので、SSDに移行したいのはCドライブのみになります。
ということは1TBあれば余裕やろ~と思い、トハはこちらの1TBのSSDを購入しました。
この場合、1TBのSSDは
- Cドライブの使用量450GBから考えると余裕の容量ですが、
- HDD全体の使用量900GBから考えるとギリギリの容量です。
これがあとで、ちょっとめんどくさい問題の原因になりました。
後述しますが、HDDからSSDへの移行はクローンを作成してまるっとデータをコピーします。
クローン作成には専用のソフトを使うのですが、ソフトの中にはディスク全体のクローンだけできるものと、パーティション分けしたドライブを選んでクローンできるものがあります。
購入したSSDがCドライブに対して余裕の容量でも、HDD全体の使用容量に対してはギリギリな場合、ドライブ単位でクローン作成できるクローンソフトの使用を検討してください。
ドライブごとにクローンを作成できるソフトは有料のものが多いです。
Crucial製のHDDかSSDに対してのみ使用できる、Acronis True Image for Crucialという無料のクローン作成ソフトがありますが、こちらはドライブごとのクローン作成はできません。
クローンソフトが無料で使えるという理由でCrucial製のSSDを購入したトハでしたが、上記の理由からうまくいかなかったので、最終的には有料のクローンソフトを使用しました。
無料ソフトでドライブごとのクローンを作成できるものとしては、AOMEI Backupper Standardというのがあるようです。
トハが実際に使用したのは、有料ソフトのEase US Todo Backup Homeです。
ということで以上をまとめると、
HDD→SSDへ交換する際に用意するSSDの容量は…
SSDを購入するときは、HDDのパーティション分けの有無・HDD全体の使用容量・どのクローンソフトでデータ移行するか、なども考慮しつつ検討してください。
条件を充分満たすSSDを選んでおけば、HDD→SSDへの移行はスムーズに完了すると思います。
②SSDとマザーボードをSATA3ケーブルで繋げられるか
デスクトップパソコンの筐体内にSSDを入れる場合、マザーボードにSSDを接続する必要があります。
SSDとマザーボードはSATAケーブルで接続しますが、マザーボードにSATAケーブルを挿せる場所がないと接続できません。
デスクトップパソコンの筐体を開けて、中を確認してみてください。
使用中のハードディスクから伸びてるケーブルが、マザーボードの[SATA]と書いてある場所に挿さっているはずです。その周辺に他にも空いてる[SATA]の場所があれば、そこにSSDを接続できます。
もし空いてる[SATA]の場所がなかったら、いま使用しているHDDを完全にSSDと入れ替えるか、外付けでSSDを増設することになると思います。
SSDを外付けする場合は、SATA⇔USB変換アダプタや、外付け用のSSDケースを用意します。
だいたいはマザーボードに空いてる[SATA]がありますが、念のため確認してみてください。
パソコンの中にSSDを入れる場合は、ついでにSSDを設置する場所も確認しておきます。
ブラケットというアイテムを使えば、2.5インチの小さいSSDも、3.5インチハードディスクと同じようにしてパソコン内に設置できます。
SSDを設置する場所が決まったら、マザーボードに届く長さのSATA3ケーブルも準備しておきます。
SATA3ケーブルには、コネクタ部分がストレート型のタイプとL型のタイプがあります。どっちでもケーブルが取り回しやすそうな方を選べば大丈夫です。
③電源ユニットからSSDに電源を供給できるか
SSDをパソコン筐体の中に設置する場合、SSD自体に電源を供給する必要があります。
パソコン内にある使用中HDDを確認すると、マザーボードと繋がるSATAケーブル以外に、電源ユニットに繋がるケーブルもあるはずです。
基本的にSSDも、HDDと同じようにして電源ユニットと繋げられればOKです。
電源ユニット側に空きがあれば、対応する電源ケーブルで直接SSDに電源供給できます。
電源ユニット側に空きがない場合は、分岐ケーブルでHDDに挿さっているSATA電源を分岐させれば、HDDとSSDの2か所に電源を供給できます。
使用中のHDDに繋がっている電源ケーブルのタイプが、こんな感じの↓
最初からSATAコネクタがたくさんついているタイプのやつなら、空いてるコネクタをSSDに挿すだけで大丈夫だと思います。
電源ユニットとケーブルを確認して、増設したSSDに電源を供給できそうかチェックしてください~
ちなみに外付けSSDの場合は、USBから電源が供給されるので電源ケーブルは必要ないです。
※SATAケーブルやSATA電源について、もっと詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
SSDへの移行はクローン作成ソフトで簡単にできる
SSDやSATAケーブルの準備ができたら、いよいよHDD→SSDへCドライブを移行します。
SSD移行で実際にやることは次のとおり。
- SSDを設置してマザーボード&電源と接続
- クローンソフトでHDDからSSDにクローンを作成
- WindowsブートデバイスをHDDからSSDに変更
順番に解説してみます~
①SSDを設置してマザーボード&電源と接続
まずはSSDを物理的にパソコンと接続します。
HDDをSSDに交換する前にチェックすることで、SSDを設置する場所や、接続に必要なものの準備はできていると思います。パソコンの電源を切って中を開けさくっとやってしまいます。
パソコンの中をさわるときは静電気に気を付けてください~
②クローンソフトでHDDからSSDにクローンを作成
SSDをパソコンに接続出来たらパソコンを起動します。
SSDがちゃんと接続できてるかどうかは、Windowsの「デバイスマネージャー」から確認できます。[デバイスマネージャー] → [ディスクドライブ] を確認し、設置したSSDの名前があればOKです。
※詳しい方法はこちらの記事のデバイスマネージャー でSSDの認識を確認するをご確認ください。
で、上記の参考記事にも書いてありますが、SSDの移行方法をネットで調べていると”SSDをフォーマットしよう”、”HDDとSSDのパーティション形式を合わせよう”という内容の記述が出てきます。
トハはよう分からんかったので、この辺の手順をとばしていきなりクローン作成し始めたんですが…
なんかそれでうまくできました。
きちんとSSDをフォーマットしてからクローンしたい人は、こちらの記事など参考にしてもらうのがいいと思いますが、トハのまねをしてみる人はさくっとクローンソフトを起動しちゃってください。
ここでひとつ注意!
購入するSSDの容量とクローンソフトの検討のところで書きましたが、トハは最初Acronis True Image for Crucialという無料のクローンソフトでクローンを作成しようとして、失敗しました。
Acronis True Image for Crucial では、パーティション分けしてあるHDDからCドライブだけ選んでクローンを作成することはできません。
結果、900GBのHDD容量を1TBのSSDに移行しようとし、SSDの容量不足でエラーとなりました。
一応、SSDに移行しないフォルダを選択して容量を減らせるようになっているのですが、フォルダを選択する度に走る容量の再計算にものすごい時間がかかるため、1日では終わらない感じになります。
こうなると、素直にCドライブ単体のクローンを作成できるクローンソフトを使った方がいいです。
ということで、トハは有料ソフトのEase US Todo Backup Homeを使うことにしました。
以前はフリー版でクローン作成もできたためよく知られているソフトですが、現在クローン作成は有料版のみの機能になっています。月額の使用料は¥1,958、買い切りは¥7,898です。
実はトハは、パソコンのバックアップにもずっとEase USを使ってお世話になっていて、ちょうどセールで50%オフになっていたので買い切りライセンスを買いました。セールはよくやってる気がします。
このEase US Backupには、通常のクローン作成以外に「システムクローン」という機能もあります。
システムクローンをクリックすると難しいことは一切なしで、システム移行に必要なCドライブのクローンのみ作成してくれます。クローン先のSSDを選ぶだけで済みます。
トハはこれをやりました!
あと「高度なオプション」を開いて「☑SSDに最適化」を選ぶのもやったかな。
システムクローンを実行したら、終わるまで待つだけです。
2時間くらいで終わりました。
Ease USは長時間処理でも毎秒カウントしてくれるので、ちゃんと動いてる~という安心感があって好きです。(進捗バーや時計アイコンの表示だけだとちゃんと動いてるか不安になってくる)
CドライブをSSDにクローンできたら、一旦パソコンの電源を落とします。
③WindowsのブートデバイスをHDDからSSDに変更
クローン作成が成功してれば、HDDのCドライブの内容はSSDにまるっとコピーされてます。
最後にBIOS設定で、ブートデバイスをHDDからSSDに変更する必要があります!
このままパソコンを起動するとHDDにあるWindowsを起動してしまうので、ちゃんとSSDにクローンしたほうのWindowsを起動するように設定しないとだめなのです。
Windows起動に使うブートデバイスの設定はBIOS画面からできますが、このBIOSというやつ、使っているパソコンによって画面の出し方や見た目がぜんぜん違います。
ということでトハのパソコンのBIOS画面で説明してもほとんど意味がないので、自分のパソコンのBIOS設定方法をどうにかして調べてみてください~!
ただ、たぶんパソコン起動時の文字の羅列の中に、[BIOS]という単語と[F2][Delete][ESC]というようなキーがどこかに書かれていると思うので、発見したら書かれているキーを押してください。
それでBIOSが起動します。
BIOS画面が出たらどこかに[BOOT]の設定をするところがあるので、そこでSSDを設定します。
BIOS設定を保存したらWindowsを起動してみてください。
あ!っという間に起動したらSSD移行完了の証です~
起動したパソコンでタスクマネージャーを出して、なにかアプリケーションを立ち上げながらSSDのパフォーマンスを確認してみると、SSDの使用量が増えたりするはずです。
そうなっていればバッチリです。
これで爆速快適パソコンが誕生しました~!
HDDをSSDに交換した後にチェックすること
HDDをSSDに交換してパソコンが快適になったあと、忘れずにチェックしてほしいことがあります。
設定中のパソコンのバックアップが、SSD移行後もちゃんと動作してるか確認してください!
トハの場合、SSD移行後に定期的にやっているCドライブのバックアップを実行すると、HDDに残している旧Cドライブをバックアップしていました。
他にも、Googleドライブでバックアップするように設定していたフォルダの同期設定が、全部リセットされたりもしていました。
バックアップの設定は、同じ内容で新規作成してやればちゃんと動くようになります。
SSDが新しいCドライブになったことで、ドライブが増えたりドライブの名前が自動的に変わったりした影響なのかなーと思っていますが、とにかく確認だけはしておいた方がいいです。
パソコンのバックアップは一度設定するとそのあとは放置なので、気付かないまま誤ったバックアップをし続けていると、万が一のとき大変困ったことになります。
トハはしばらく経ってから気付きました。
気付いてよかったー
まとめ:HDD→SSDへの移行はおどろくほど効果がある!
ということで、この記事では
- HDDをSSDに交換するとパソコン動作が快適になること
- SSD移行する前にチェックすること
- クローン作成でのSSD移行のやり方
- SSD移行した後にチェックすること
についてまとめてみました。
HDDをSSDに交換するとパソコン速くなると聞いてはいたものの、
実際に交換してみて「こんな速くなんの?!」ってびっくりして感動して、この感動を誰かに伝えたくて今回は記事を書きました~
トハのパソコンはちょっと古いんですけど、SSDにしたらすごい快適に動くようになったのでまだ当分このパソコン使っていけそうやな~と思っています。
パソコンが遅くて作業中イライラになることがある人は、一度SSDへの移行を検討してみてください。
トハの中では、買ってよかったものベスト3にSSDがランクインしました^^
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