Blender 2.8 環境設定の引き継ぎ~旧バージョンから新バージョン移行のお供に

Blender 2.8 環境設定の引き継ぎ

2020年2月14日、Blender 2.82がリリースされました~

Blender 2.8は、わりとよくバージョンアップしているソフトです。

2020年5月には2.83がリリースされる予定にもなっています。バージョンアップしてソフトがより使いやすくなるのは喜ばしいことですが、

Blenderの新しいバージョンが出る度に、また環境設定をやり直すのはちょっとめんどくさい…

ということで、この記事ではBlender 2.8がバージョンアップしたとき、旧バージョンで設定したいろいろを引き継ぐ方法についてまとめてみたいと思います。

 

※最新版2.82からの新機能については、公式のリリースノートをご参考ください~

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

Blender 2.8の設定は古いバージョンから引き継ぎできる

ピコーン

トハのBlender 2.8は、使いやすいようトハ好みにいろいろカスタマイズしていました。

これらの設定をぜんぶやり直すのはちょっと手間かな~と思いましたが、調べたらBlenderはちゃんと旧バージョンのBlender設定を引き継げるようになってました。

思えばMayaも環境設定を引き継ぎできるし、3DCGソフトの標準装備なのかもしれません。

それでは、Blenderの設定引き継ぎ方法について、見ていきたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

Blender 2.8のスプラッシュ画面から引き継ぎ

・設定引き継ぎのやり方

まずは、Blender 2.8の起動時に表示される、スプラッシュ画面から引き継ぎする方法です。

Blender 2.8を起動するとこんな表示になると思いますが、このスプラッシュ画面の左下に「Load x.xx Settings」とあれば、ここから他バージョンのBlender設定を引き継ぎできます。

Blender 2.81スプラッシュ画面 設定引き継ぎできるver
Blender 2.82のスプラッシュ画面

Blender 2.82のスプラッシュ画面は、こんな感じになっています。

旧バージョンのBlenderと絵がちがいますが、下半分は基本的にどのバージョンも同じです。

Blender 2.82のスプラッシュ画面

引き継ぎせずに新しい設定ファイルを作りたいときは、右下の「Save New Settings」にします。

使っているパソコンの中に、他バージョンBlenderの設定ファイルがないときは、これらの項目はスプラッシュ画面に表示されません。

Blender 2.81スプラッシュ画面 設定引き継ぎできないver

設定を引き継ぐか新規作成するかして、一度そのバージョンBlenderの設定ファイルができると、スプラッシュ画面の表示はこんな感じになります。

Blender 2.81スプラッシュ画面 設定引き継ぎ後ver

設定の引き継ぎをやりなおしたい!あるいは引き継ぎした設定をなかったことにしたい!というときは、作られた設定ファイルを消すと、設定がリセットされて再設定できるようになります。

 

スプラッシュ画面が表示されないときは…

編集→プリファレンス→インタフェースから、「スプラッシュ画面」にチェックを入れると、Blender起動時にスプラッシュ画面が表示されるようになります。

Blender 2.8 スプラッシュ画面の表示/非表示

 

・設定リセットのやり方

以降の説明はWindows環境のものになります。Mac等をお使いの方すみません。

Blenderの設定ファイルは、使っているパソコンのユーザーフォルダ内に保存されています。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender

この中に、「2.80」や「2.81」という名前のフォルダが入っていると思います。これが設定ファイルです。Blender 2.81の設定をリセットしたい場合は、「2.81」のフォルダを消せばOKです。

Blender 設定ファイルの保存場所

フォルダの名前は、Blenderのバージョンに対応しています。
「Blender 2.82」の設定ファイルがあるフォルダは「2.82」になります。

 

消すのがこわいときはフォルダを別の場所に移動するか、フォルダの名前を変更すれば、フォルダがなくなったのと同じ状態になって設定がリセットされます。

設定ファイルがない状態でBlenderを起動すると、Blender起動時のスプラッシュ画面に、また設定引き継ぎの項目が表示されるようになります~

 

スポンサーリンク

 

ポータブル版(zip形式)はconfigフォルダをコピーして引き継ぎ

フムフム…

トハが使っているBlender 2.8は、実はポータブル版(zip形式)です。

トハが愛用中のアドオン「Maya Config Addon For Blender 2.8」を導入するにはzip形式の方が都合がよかったりして、別にBlenderを持ち歩く訳でもないけどこっちを使っています。

ポータブル版はその名のとおり、環境設定ごと別の場所に持ち運んで使えるBlenderです。

パソコンのユーザーフォルダではなく、zipを解凍したBlenderフォルダに設定ファイルをコピーすることで、他バージョンのBlender設定を引き継がせることができます。

やり方はけっこう簡単なので、順に見ていきます。

 

・設定引き継ぎのやり方

まず、ポータブル版の2.80ポータブル版の2.81に設定を引き継ぐ方法です。

zip解凍したBlender 2.80のフォルダを開いて、中にある「2.80」フォルダを開きます。
フォルダの中に「config」フォルダがあれば、これが設定ファイルです。

zip解凍したBlender 2.81のフォルダを開いて、中にある「2.81」フォルダを開きます。
ここに2.80の「config」フォルダをフォルダごとコピーします。

これで設定引き継ぎ完了です~

Portable版 Blender 2.81にPortable版2.80のconfigフォルダをコピー

フォルダの名前は、Blenderのバージョンに対応しています。
2.81→2.82に設定を引き継ぐ場合は、「2.81」「2.82」フォルダが対象になります。

 

zip解凍した「2.80」フォルダの中にconfigフォルダがない場合もあります。

この場合は、パソコンのユーザーフォルダに保存されている設定ファイルが使われているので、これをコピーしてきます。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender

ここの「2.80」フォルダ内にあるconfigフォルダを、zip解凍した「2.81」フォルダの中にフォルダごとコピーします。これで引き継ぎ完了です。

Portable版 Blender 2.81にパソコンユーザーフォルダ内の2.80configフォルダをコピー

インストーラー版の2.80ポータブル版の2.81に設定を引継ぎする場合も、同じようにパソコンのユーザーフォルダにあるconfigフォルダをコピーしてくればOKです。

 

CGWORLD.JPに、ポータブル版Blenderの設定引き継ぎについて書いている記事があります。設定のはなしはQ.13にありますが、それ以外の内容も興味深いのでぜひ一度見てみてください~

この記事に書いてあるように、ポータブル版はBlenderのすべてのデータがフォルダ内にまとまっているので、キーマップやアドオンのデータをコピーして引き継がせることもできます。

【キーマップの保存場所】
blender-2.80-windows64\2.80\scripts\presets\keyconfig

【アドオンの保存場所】
blender-2.80-windows64\2.80\scripts\addons

ただBlenderを構成するデータを直接さわることになるので、データコピーでいろいろな設定を引き継ぐ際は、十分ご注意のうえ自己責任でお願いいたします><

※いろいろ設定引き継ぎする前に、元のBlenderデータをコピーして残しておくのが安全です。

 

・設定リセットのやり方

ポータブル版Blenderの設定リセットは、コピーしたいろんなデータを消して、元の状態に戻すことでできます。

ただ、コピーしたデータを消して元の状態に戻すよりも、取っておいた元のBlenderデータをまるごと持ってくる方が早いし確実です。

元のBlenderデータを残しておけば、いつでもまっさら状態のBlenderに戻すことができます。

ポータブル版はパソコンにインストールしないので、データのバックアップやコピーが簡単にできるのもいいところです。

 

スポンサーリンク

 

環境設定の引き継ぎはやりすぎると問題が出ることも

!

さて、とっても便利な設定引き継ぎですが、注意したほうがいいこともあります。

環境設定の引き継ぎは、古すぎるバージョンのソフトから引き継いだり、いくつものバージョンをまたいで引き継ぎ続けていると、思わぬ問題を生んでしまうことがあります。

ここまでの説明で見てきたように、Blenderの設定引き継ぎは旧バージョンのconfigデータを、新バージョンのBlenderフォルダにコピーしているだけです。

3DCGソフトのバージョンアップにおいては、実は内部データ的になにかが変わっていて、旧バージョンの設定が新バージョンではうまく動作しないことがあります。

そういうとき、古い設定ファイルのデータが3DCGソフトの挙動に影響を及ぼすこともあります。

使っている3DCGソフトに原因不明のおかしな挙動があるときは、環境設定のファイルを一度消してリセットすることで問題がなおる、ということもよくあります。

 

…実は先日この「設定引き継ぎやりすぎ問題」でMayaの挙動がおかしくなってしまってですね~

トハ
トハ

なおすのちょっと大変だった

Blenderをバージョンアップする際は、引き継ぎで環境設定をかんたんに済ませるも一興、新しいバージョンでまたイチから環境設定してみるのも一興、と思います~^^

 

まとめ:設定引き継ぎはラクでいい♪でもほどほどに~

♪

この記事では、Blender 2.8を旧バージョンから新バージョンへ移行するときの、環境設定の引き継ぎ方法についてまとめました。

他バージョンのBlenderから設定を引き継ぐときは、Blender 2.8起動時に表示される、スプラッシュ画面から引き継ぎするのが1番かんたんです。

ポータブル版(zip形式)のBlenderを使っている場合は、zip解凍したBlenderフォルダの中に、configなどの各種データをコピーしてくることで設定引き継ぎができます。

 

どのバージョンのBlenderでも、同じ設定で使いたいのが正直なところです。設定引き継ぎを活用すれば、環境設定の手間が省けてラクだし便利です♪

ただし、3DCGソフトがバージョンアップするということは、それだけいろいろソフトが変更されたということです。古い設定をそのまま使ってしまうことで、問題が起きる可能性もあります。

たまには新しいバージョンでの環境設定をやり直してみて、気分も新たにスッキリ新しいBlenderを使ってみるのもいいと思います^^

 

※新バージョンのBlender 2.8で改めて環境設定してみる場合は、こちらのBlender 2.8を始めるシリーズの記事もぜひ参考にどうぞ~

Blender 2.8のこと
- この記事をシェアする -
- トハをフォローする -

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
3DCG暮らし

コメント一覧

トハ
トハ

お気軽にコメントどうぞ~

タイトルとURLをコピーしました