3DCGデザイナーが思うポートフォリオの作り方②~考えなくていい&考えずにやること

ポートフォリオの作り方②

前回の記事、3DCGデザイナーが思うポートフォリオの作り方①~作り方より大切な考え方のはなしでは、

ポートフォリオを作るときは「見る相手のこと、自分が1番伝えたいこと、両方ちゃんと考えることが大切」という話をしました。

この考え方で作れば、自然といい感じのポートフォリオができあがってくるはずだという訳です。

まーでも、そうは言ってもやっぱりポートフォリオを作るのは難しいです。
難しいポートフォリオ作りは、ちょっとでも簡単にしたいです。

この記事では、ポートフォリオの作り方②と題して、ポートフォリオを作るときに「考えなくていいこと」と「考えずにやること」について書いていきます。

やらないでいいことと、とりあえずやっときゃいいこと、これが分かればちょっとポートフォリオ作りが楽になる気がしてきませんか?

記事の内容は、おもに紙媒体のポートフォリオを対象としています。デジタルポートフォリオには当てはまらないことも多いです。

 

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ポートフォリオを作るときに考えなくていいこと2つ

ZZZ…

まずはポートフォリオを作るとき、考えなくていいことについてです。

・自分らしさや個性派のアピールはいらない

  • ポートフォリオは自分らしさを出すために、人と違うものにしないとダメ?
  • わざとちょっと変わったポートフォリオにして、個性を出した方が目立つ?

こんな風に考えたことないですか?

会社には就職希望者のポートフォリオがたくさん送られてくる訳だから、他の人と違う個性的なポートフォリオにした方がいいかも?と考えるのは自然です。

でも、考えなくて大丈夫~

なぜなら「自分らしさ」や「個性」は、勝手に出ちゃってくるものだからです。

100人が同じ考え方のもとで、同じようにポートフォリオを作ったとしても、同じポートフォリオが2つできることは絶対ありません。

色合いやレイアウトが似ることはありますが、それは人が見やすい色合いやレイアウトが、だいたい何パターンかに決まってくるからです。

色合いやレイアウトが「普通」で「他のと似てる」としても、ポートフォリオには作った人それぞれの考えがあります。

その考えた結果が「自分らしさ」や「個性」として、ポートフォリオの中身に出てきます。

なので、他の人と違うものにした方が…ということはあえて考えなくてもいいんです。

 

たまーにですが、ポートフォリオの最初の1ページに「なんでコレにした!?」ってなる個性的なものを入れてくる人もいます。

確かに目立つしインパクトもあります。実際そのインパクトで面接に呼ばれる場合もあります。

インパクトある個性がその人本人の持ち味で、勝手に出ちゃっていたのなら何も問題ありません。

でも人より目立とうとして、普段はやらないことを無理してやっていとしたら?

面接に呼ばれたとしても「なんかこの人、ポートフォリオの印象で期待していたような人と違うなー」となるのではないでしょうか。

「自分らしさ」や「個性」は、無理やりアピールしようとしても疲れるだけです。

そんなことしなくても、自然にいつも通りにしていれば勝手に出ちゃっていますので、考える必要はありません~

 

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・お金をかけて製本したり凝ったデザインにする必要はない

  • ポートフォリオって、印刷業者に頼んでちゃんと製本してもらうべき?
  • 表紙もデザインして、ポートフォリオの装丁全体を作品にした方がいい?

なるほど、確かにそうかもです。

自分の将来を決めるかもしれないポートフォリオです。自信を持って人に見せられる、自分の作品となるポートフォリオにしたいと思うのは当然です。

でも、相手が見るのはポートフォリオの中身であって、決してガワではありません。

プロに頼んで製本してあるかどうかは、重要ではないです。表紙や装丁のデザインにこだわるのもいいですが、ポートフォリオの本質はそこではありません。

ポートフォリオの役割は、
「自分がいまできること、これまでやってきたこと」を見る相手に伝えることです。

要は、伝えたいことが相手にちゃんと伝わるポートフォリオなら、なんでもOKなんです。

自分の伝えたいことは、プロに製本してもらわなければ伝わらない!
表紙も装丁もこだわり抜いてデザインしてこそ、自分の伝えたいことを1番伝えられる!

そう考えた結果であるなら、ぜひやるべきだと思います~

でもそうでないなら、伝えたいことはそこではないのならやる必要はない、ということです。

文房具屋さんで買ったクリアファイルと、家のプリンターで印刷した作品。それらでポートフォリオを作ったとしても、伝えたいことはちゃんと伝わります。

ポートフォリオのガワをよくすることは、考えなくてもいいのです。

ガワ(側・がわ)

周りを囲むもの。転じて物事の枠組み。見た目。

 

ポートフォリオを作るとき考えずにやること3つ

GOGO

ポートフォリオを作るときに考えなくていいことの次は、考えずにやっとくことについてです。

・全体を通してフォーマットを統一する

ここでいうフォーマットとは、次のような意味です。

フォーマット

型、体裁、書式
形式・様式、用紙、写真のサイズ等

具体的には、このようなことでしょうか。

~ 統一するべきフォーマットの例 ~
  1. 各作品のタイトル、説明文などで、文字のサイズや色を揃える
  2. 日本語フォント、英数字フォントの種類を統一する
  3. 英数字は全角か半角か、どちらかに統一する
  4. 背景色、ラインや枠線の太さを各場所で揃える

他にもあると思いますが、つまりは読み物であればだいたい統一されていてるようなことです。

自分の持っている本で、技術書や教本のようなものがあれば手にとって中を見てみてください。

たぶん1章~2章~のように章立てされていて、各章には見出しとなるページがあったりして、そして全ての章で見出しページのスタイルは統一されていると思います。

このブログ内を見てみても、見出しのスタイルや文字サイズは統一されています。

これは読む人が読みやすいように、内容が分かりやすいように工夫された結果、だいたいの読み物で統一されているものだと思います。

ポートフォリオも、1冊の本のようなものです。

ポートフォリオ全体のフォーマットを統一することは、見やすさや分かりやすさにつながります。

文字サイズや色を揃えること、フォントの種類を統一することなどは、知識やセンスのあるなしとは関係なくできることです。

深く考えずともまずは揃えてみてください。これだけで、ポートフォリオ全体もぐっとまとまりある感じになってきます。

 

・作品には必要十分な説明を文字で添える

ポートフォリオに入れる各作品には、説明を添えてください。

そういうもんだと思ってやっときましょう。

見開き2ページ、あるいは1ページのスペースをめいっぱいを使って作品を紹介したい場合は、そのページにタイトルや説明を入れなくても、次のページに入れればいいと思います。

なぜ説明を添えるのかというと、ポートフォリオの作品を見た相手が必ず知りたくなることがあるからです。例えばこんなことが気になるはずです。

~ ポートフォリオで知りたくなること ~
  1. 何のツールを使って作った?
  2. 作るのにどれくらい時間かかった?
  3. ポリゴン数とかテクスチャサイズどれくらい?
  4. ひとりで全部作った?共同制作だったらどこを担当した?
  5. どういう意図で作った?仕事?課題?趣味?ポートフォリオのため?
  6. こだわったポイントとかあるんかな?

相手が知りたいことが分かってるなら、最初から教えてあげるのが親切だし、手っ取り早いです。

ただし、これらの説明はあくまで作品を補足するための添えものです。

主役は作品そのものですから、文字による説明は簡潔に、必要十分な量にとどめておいてください。がんばって作った思い入れのある作品なら、説明したいことはたくさんあると思います。

でもここはぐっとこらえて、なるべく簡潔な説明にしておきましょう。

もし作品のことや、作品を作った人のことをもっと詳しく知りたい思ってもらえたなら、面接という場でその機会を与えてもらえます。

それから、
ポートフォリオには「作成年月日」「作成者の氏名」「内容の目次」などを明記することをおすすめします。

誰のポートフォリオなのか、内容量はだいたいどれくらいなのか、見てすぐ分かるようにしておくと親切ですよね。ポートフォリオ紛失防止のためにも、特に氏名は必須だと思います。

 

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・誤字脱字やスペルミスがないかチェックする

ポートフォリオは作品がメインですが、タイトルや説明文など文字情報も結構あります。

最後に必ず、誤字脱字やスペルミスがないか、しっかりチェックしてください。

漢字間違いや英語のスペルミスは、デザイナーとしての実力とは一切関係ありません。

でも「仕事をする社会人」としてみた場合はどうでしょうか。

最後の最後で確認を怠る人なのかな?ツメが甘い人なのかな?ほんのちょっとだけ、そんな風に思われてしまうかもしれません。

作品の内容とは関係ないところで、そんな風に思われたとしたら…めっちゃもったいないです!

という訳で、誤字脱字のチェックは念入りにやっちゃってください。

人間誰しも間違ったりするものなので、誤字脱字があったからといって、書類選考で落ちることはないと思います。むしろそれだけで落とすような会社なら、ちょっと心がせまい感じです。

でも字の間違いはチェックすれば分かるし、直せるものですから、やっておいて損はないですよ。

 

※自分でチェックして単純なまちがいを減らすことは、3DCGの仕事においてもとても重要なことだったりします。このはなしについては、3DCGのデータはきれいに作るをご覧ください~

 

まとめ:ポートフォリオ作りで考えなくていいこと&考えずにやること

OK

この記事では、ポートフォリオを作るときに「考えなくていいこと」と「考えずにやること」について書きました。ざっくりまとめるとこんな感じです。

考えなくていい事
  • ポートフォリオで無理に個性をアピールすることは考えない
  • 必要以上にポートフォリオのガワを良くすることは考えない
考えずにやること
  • ポートフォリオ全体でフォーマットを統一する
  • ポートフォリオの各作品には必要十分な説明を添える
  • 最後に誤字脱字やスペルミスがないかチェックする

この記事で紹介した「考えなくていいこと」と「考えずにやること」は、難しいポートフォリオ作りを、ちょっと楽にする心得みたいなものです。

必ず書類選考に合格するポートフォリオとか、絶対内定がもらえるポートフォリオとか、そういうポートフォリオを作るためのワザではありません。

トハ
トハ

そんなワザ知らない~というか、ないと思われる

ポートフォリオ作りに頭を悩ませている人のお悩みが、この記事を読んでちょっとでも解消されたらいいなと思います。

 

前の記事、3DCGデザイナーが思うポートフォリオの作り方①~作り方より大切な考え方のはなしでは、ポートフォリオ作りにおいて、トハが1番大切だと思う「考え方」について書いています。

こちらもの記事もぜひ読んでみてください~

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トハ
トハ

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