Blender 2.8を始める③ ~快適にモデリングするためのおすすめ初期設定~

Blender 2.8 おすすめ初期設定

今回は、Blender 2.8でモデリングする前に、設定した方がいいおすすめ初期設定の紹介です。

トハはBlender 2.8でのモデリングとウェイトをひと通りやったくらいですが、作業しながら初期設定をいろいろ更新して使いやすくしてきました。

なので、それなりに有用な初期設定になっていると思います。

もしこれからBlender 2.8でモデリングをしようと考えているなら、ひとまずこの記事で紹介するおすすめ初期設定にしておくといいのではないでしょうか~

もちろん、ここで紹介してることが絶対ではありません。ここに書いていないことも、必要ならどんどん自分の初期設定に追加していってほしいと思います。

それでは、実際におすすめの初期設定にしていきます。

この記事は、2019/7/31にリリースされたBlender 2.80 正式版を使用しています。

 

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3Dビューポートの焦点距離を変更する

さあこれからモデリングを始めようというとき、その前に必ず確認したいことがあります。

それが3Dビューポートの「焦点距離」です。
(使っている3DCGソフトによって「画角」や「視野角」となっている場合もあります。)

Blender 2.8では、サイドバーから3Dビューポートの焦点距離を確認できます。

キーボードのNキーを押してサイドバーを表示すると、▼ビューの部分に焦点距離の項目があります。(Industry Compatibleキーマップ使用時のサイドバー表示/非表示はCtrl]

デフォルト設定では「焦点距離=50mm」になっていますので、これを「焦点距離=150mm」くらいに変更します。(150mm~200mmの間でお好みで)

Bllender 2.8 焦点距離=150mmくらいに設定する

焦点距離は短ければ短いほど、カメラが近づいたとき映しているものが歪みます
焦点距離が長ければ、カメラが近づいても映しているものはほとんど歪みません

この「歪み」は言い換えると「パース」のことです。
カメラをやる人や絵を描く人は、よく知っている言葉かもしれません。

かんたんに言うと、こういうことになります。

  1. ものが歪んで見える状態ではモデリングがやりにくい
  2. 焦点距離を長くしておけばものが歪んで見えない

別の記事で、焦点距離が50mmと150mmで3Dモデルの見え方がどう違うのか書いています。

気になる方は、三面図の記事で書いている3Dビューポートの画角の問題を見てみてください。

CGWORLD.jpにも、モデリング時の焦点距離について記事があるので、参考にどうぞです。

ここでは3Dビューポートの焦点距離を、150mmに設定しておきます。

 

3Dビューポートの範囲の開始を変更する

さて、サイドバーの「焦点距離」の項目の下に「範囲の開始」という項目があります。ついでにこっちの値も変更しておきます。

デフォルトで「範囲の開始=0.1m」となっているので「範囲の開始=0.01m」くらいにします。

Blender 2.8 範囲の開始=0.01mくらいに設定する

Blender 2.8でモデリングしているとき、ズームしすぎるとオブジェクトの一部が画面から消えてしまうことがあります。

これは「範囲の開始」の値を小さくしておくことで回避できます。デフォルトの0.1mだとすぐ消えてしまってめんどくさかったので、0.01mに設定変更しておきます。

 

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3Dビューポートでカメラやライト、3Dカーソルなどを非表示にする

Blender 2.8を開いたとき、デフォルトではこんな感じの表示になっています。

Blender 2.8のデフォルトビューポート表示

デフォルトのカメラライト3Dカーソルの表示はじゃまなので、非表示にしたいと思います。

個人的にはオブジェクトの原点表示(オレンジの点)も、今はいらないので消したいです。

まずはアウトライナーで、CameraとPointの横の目玉マークをクリックします。これで3Dビューポート上でカメラとポイントライトが非表示になります。

次にビューポートの右上、アイコンが並んでいますが、左から3番目アイコンの▽部分をクリックします。

すると、ビューポートオーバーレイというウィンドウが開きます。ここで3Dカーソルと原点のチェックをはずすと、3Dカーソルとオブジェクト真ん中のオレンジ点が非表示になります。

Blender 2.8 デフォルトのカメラとライト、3Dカーソル、原点ポイントを非表示に

Blender 2.8において、3Dビューポート上で見えているものに関しては、ビューポート右上のアイコン群でほとんどぜんぶ管理できるようになっています。

さっき開いたビューポートオーバーレイの中をよく見てみると、

床、座標選択アウトラインワイヤーフレーム

などにもチェックボックスがあります。これらのチェックをOn/Offすれば、それぞれの表示/非表示を切り替えることができます。

またビューポートオーバーレイのアイコンそのものをクリックすると、ビューポートに表示されているすべてのオーバーレイ要素を非表示にできます。

そして、実はカメラとライトの表示については、ビューポートオーバーレイ横の目玉マークからもOn/Offできます。(この場合はビューポート上のすべてのカメラとライトが対象になります。)

とりあえずビューポート上で見えてる要素は、ビューポート右上らへんのアイコンでだいたい設定できる、と覚えておくといいと思います。

 

※もう少し詳しく知りたい場合は、Blender 2.8でモデリング【知識編】の記事にあるヘッダーメニューの使い方をご覧ください~

 

アンドゥ [Ctrl+Z] で戻れる回数を増やしておく

Blender 2.8でなにか作業をしたとき、キーボードのCtrl+Zを押して1回アンドゥすると、1つ前の作業状態に戻れます。(アンドゥを元に戻すリドゥはCtrl+Shift+Z

アンドゥした回数分だけ前の状態に戻ることができますが、デフォルトでは戻れる回数の上限が32回になっています。

実際作業していると、32回分よりもっと前の状態に戻りたい場面に出くわします。個人的には50回~100回くらいまで戻れるようにしておきたいです。

という訳でアンドゥ回数の上限を変更します。上部メニューから 編集→プリファレンス でウィンドウを開いてシステムを選択します。

▼メモリーと制限の欄に「アンドゥ回数」の項目があるので、デフォルトで32になっている部分を50~100に変更します。

Blender 2.8 アンドゥ回数を50~100に変更

アンドゥ回数を多くしすぎるとメモリを消費するようなのですが、どのくらい多くしたらどんな影響が出てくるのか、トハもはっきり分かっていません。

使用しているパソコンのスペックにもよると思うので、もしアンドゥ回数を多くしてBlenderの動作がおかしくなったときは、元に戻すか少し回数を少なくすればいいと思います。

 

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自動保存の設定を変更する

次に自動保存の設定を変更します。

Blender 2.8はデフォルトで、自動的に2分間隔で一時ファイルを保存するように設定されています。2分間隔での保存は、頻度が高すぎるように思うので設定を変更します。

さきほど開いた設定ウィンドウで、システムの下にあるセーブ&ロードを選択します。ここに▼自動保存の欄があります。

まず、自動保存しなくていい場合は、「一時ファイルの自動保存」のチェックをはずします。

自動保存してほしい場合は、タイマー(分)の項目で何分おきに自動保存するかを設定します。

Blender 2.8 自動保存のOn/Offと保存の間隔を設定

自動保存する場合は、さらに一時ファイルを保存する場所を設定しておきます。

設定ウィンドウでセーブ&ロードの下にあるファイルパスを選択します。▼データの欄に一時ファイルの項目があるので、ここで一時ファイルを保存する場所を設定します。

Blender 2.8 一時ファイルを保存する場所を設定

デフォルト設定では、自動保存される一時ファイルは常に最新の1つだけです。

もし前に保存した一時ファイルも残しておきたい場合は、設定ウィンドウのセーブ&ロードの項目にある「バージョンを保存」の値を残したいファイルの数に変更します。(1がデフォルト)

最後にこれまで変更した設定の保存についてですが、設定ウィンドウの左下にあるのようなボタンを押すと、設定変更が自動で保存されてるかどうか確認できます。「プリファレンスを保存」で、手動でも設定を保存できます。

ちなみにトハは自動保存を使わないので、自動保存のチェックははずしておきます。

自動保存を使わない理由は、自動保存の必要がないくらい自分で保存しまくるからです。

あと自動保存だと意図しないタイミングで保存されてしまって、保存されたファイルを開いてもどこまで作業をやってた状態か分からないことが多いためです。

 

オブジェクトモードをロックのチェックをはずす

【2019年7月31日追記】----------

Blender 2.8 正式版で確認したところ、「オブジェクトモードをロック」にチェックが入っていても、ウェイトペイント時にボーンを回転することができました。

ただし「オブジェクトモードにロック」のチェックが入っているときは、アーマチュアがポーズモードのとき、オブジェクトを一緒に選択することができません。

アーマチュアをオブジェクトモードにしているときのみ、ウェイトペイントしたいオブジェクトと一緒に選択できます。

また、Maya風キーマップを使用中、ウェイトペイント時にボーンを選択することはShift+左クリック でできますが、この選択方法ではボーンを回転できません。

ウェイトペイント中に回転させたいボーンを選択するには、今のところBlenderキーマップでCtrl+左クリック(できなかったらCtrl+右クリック)するとできます。(ボーンを回転させるにはBlenderキーマップでR

追記ここまで----------

 

Blender 2.8の上部メニューから編集をクリックするとポップアップが開きますが、下から2番目に「オブジェクトモードをロック」という項目があります。ここのチェックをはずしておきます。

後々モデルにアーマチュア(ボーン)を入れてウェイトをつける作業をするとき、このチェックが有効だとウェイトペイントをしながらボーンを回転させたりすることができないです。

「オブジェクトモードをロック」のチェックをはずしても特に害はないっぽいので、後で困らないように最初からはずしておいてもいいと思います。

 

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【超重要!】スタートアップファイルを保存する

このBlender 2.8を始めるシリーズを、Blender 2.8を始める① ~UIを自分好みにカスタマイズして使いやすくする~から読んでくれている人にはおなじみかと思いますが、

自分好みの設定に変更した後は、忘れずにスタートアップファイルを保存しましょう。

やり方は上部メニューから、ファイル→デフォルト→スタートアップファイルを保存→OK?のウィンドウが出るので→スタートアップファイルを保存 をもう一度クリック、です。

Blender 2.8 ファイル→デフォルト→スタートアップファイルを保存→OK?→スタートアップファイルを保存

これでもろもろの初期設定が保存されたので、Blender 2.8を終了しても初期設定はちゃんと記憶されています。

 

まとめ:Blender 2.8の初期設定をして快適にモデリングしよう

この記事で紹介したおすすめの初期設定たち、まとめるとこんな感じになります。

  • 3Dビューポートの「焦点距離」を150mmに設定
  • 3Dビューポートの「範囲の開始」を0.01mに設定
  • 3Dビューポートで見えている要素の表示/非表示を調整
  • アンドゥで戻れる回数を50~100回くらいに設定
  • 自動保存をする/しない、自動保存する場合は保存間隔と保存場所を設定
  • 「オブジェクトモードをロック」のチェックをはずす(←検証中です)

特にビューポートの焦点距離は、3Dモデルを作るとき毎回注意すべき大切なことです。

初期設定として焦点距離を長い値に設定したので、うっかり短い焦点距離のビューポートでモデリングしてしまうことはなくなるかと思います。

Blender 2.8が自分好みにカスタマイズできたら、次は実際にBlenderを操作してみましょう~

Blender 2.8を始める④ ~基本の操作方法!これだけは最初に覚えよう~で、Blender 2.8の基本操作についてまとめています。これを見ながらさっそく操作してみてください。

トハ
トハ

まずは基本から~

もしUIやウィンドウのカスタマイズがまだの場合は、前回、前々回の記事も読んでみてください。

●Blender 2.8のUIカスタマイズ↓↓↓

●Blender 2.8のウィンドウ配置カスタマイズ↓↓↓

Blender 2.8のこと
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