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【3Dモデル】短髪モデリングは難しい~動画まとめ

【3Dモデル】短髪モデリングは難しい~動画まとめ

ちょっと思い立って新しい動画シリーズをYoutubeにアップしました~
この記事では、それぞれの動画で話した解説内容を要約してまとめていきます。

動画のタイトルは「短髪モデリングは難しい」です^^

ロングヘアーとはまた違った難しさがあると思っているツンツンヘアーについて、モデリングしながら解説を入れたりしていくシリーズになります。

ということで、アニメ版呪術廻戦の伏黒恵っぽい髪をモデリングしました~完成品はこちら↓

 

記事の動画は、長期サポート版 Blender 2.93 LTS を使用しています。

 

スーパーダイジェスト版

全20時間のモデリングを1時間半の映像にまとめたスーパーダイジェスト版です!

編集がんばりました~これを見ればあなたもツンツンヘアーが作れる?!
…とはならないと思いますが、ほえほえなるほど~って見てもらえればと思います^^

 

モデリング解説入り動画たち

ダイジェスト版にはモデリング解説はありませんので、各回の個別動画で解説して補足していきます。

GOGO

解説①:大まかなシルエットを作る

まずは最初の解説動画①です~

①では全体の大まかなシルエットを作ることに専念しています。

動画中の解説では、

  • チュートリアル動画じゃないので操作方法はブログ記事をみてね
  • 髪ベースの半円に球のオブジェクトを使わない理由
  • キャラのイメージを掴むために顔や前髪を先に作る話
  • 作る3Dモデルの想定用途(ゲーム用 or 映像用など)をごっちゃにするのは危険
  • ポリゴン押出し方式で髪を作るやり方のいいと思うところ

というようなことをつらつらと喋っていたりします。

 

解説②:どこから見てもツンツンがあるようにしてく

解説動画②をアップしました~

②では髪の流れを考えつつ、どのアングルから見てもツンツンが見えるように作っていってます。

動画中の解説では、

  • テクスチャやシェーディングのことも踏まえて髪の流れは考えて作っておいた方がいい
  • 左右非対称の髪型は右斜め&左斜め両方のアングルでいい感じに見える調整が難しい
  • フィギュアが出てるキャラならフィギュアの写真は結構いい参考資料になる
  • 最初からいきなりキレイなカーブの髪を作らない方がいいかも…
  • 同じキャラでも絵によって髪型がちがうのはよくあること

というような話をしています。トハの仕事上の経験からでてきた話が多いかもです。

 

解説③:髪の流れを整えつつ髪にカーブ入れつつ

解説動画③をアップしました~

③ではイメージを掴むため髪をちょっとカーブさせたり、髪の流れを自然な感じに修正などしてます。

動画中の解説コメントでは

  • キャラクターの完成形をイメージしながら作っていくのは大事
  • 髪のモデリングはキャラモデリングの中でも特に難しいと思う話
  • ”3DCGを上手に作るために必要なもの” は2種類ある話
  • 顔や手のメッシュは流用できるけど髪のメッシュはほぼ流用できない
  • 「3DCGソフトの使い方」と「3Dモデルの作り方」は別、なので両方とも必要

みたいな話をいろいろしています。30分もしゃべるの大変~

 

解説④:ローポリ状態でシルエット&バランス調整

解説動画④をアップしました!

④ではローポリの状態で全体のシルエットやバランスを整えていきます。

動画内の解説コメントでは

  • シルエットを2Dイラストに寄せるためのちょっとした小ワザ
  • ツンツン髪型はツンツンの数が多すぎても少なすぎてもよくない
  • 3Dモデルと2Dイラストをすべてのアングルで完全一致させるのは不可能
  • 元キャラの2Dイラストの ”イメージ” を3Dモデルで再現したい
  • 資料画像はネットで検索でいっぱい探せるけど著作権には気を付けたい

というような話をしています。既存キャラの3D化において元イラストの再現はがんばりたいところ。

 

解説⑤~⑧:襟足やもみあげの髪も細かく作っていく

解説動画⑤~⑧をアップしました~今回から4本分を編集して30分の動画にしていきます。

今回の⑤~⑧の動画では、

  • 髪のツンツンが出てない部分も表面に髪の房っぽい凹凸のディテールを付けたり
  • 全体のシルエットを壊さないように細かいツンツンを追加していったり
  • 襟足の髪を作りこみつつ顔オブジェクトが邪魔なのでワイヤフレーム表示にしたり
  • もみあげ部分をもっとアニメ絵に寄せるため髪の房を細かく修正したり
  • 前髪らへんの房からポリゴンを増やしてなめらかなカーブに整えていったり

と結構いろんなことをやっています。録画4本分なので進みが早くなりました^^

 

解説⑨~⑫:ツンツン髪のポリゴンを細かく滑らかにしてく

解説動画⑨~⑫をアップしました!

⑨~⑫の動画のコメントでは、

  • ぜんぶ手動で滑らかカーブにするのは大変なのでEdgeFlowアドオン使って~
  • 頂点のガタつき整えるのもLoopToolsやスカルプトブラシのリラックス機能があるよ
  • 前からの見た目を変えずに斜めからの見た目を変える頂点移動の実演
  • モデル完成までずっとハードエッジ状態でモデリングする理由
  • 選択物にフォーカスする機能はmayaと同じショートカット[F]に設定して使ってる

というような話をしています~作業の方はひたすらポリゴン細かくして髪を滑らかカーブにしてます。

 

解説⑬~⑯:ポリゴンの繋がりや流れ(トポロジー)も整えていく

解説動画⑬~⑯をアップしました~

⑬~⑯の動画の解説では、

  • モデルの完成に向けてガタガタになってたポリゴンの流れもきれいに整えていく
  • ツンツン髪の円錐はどのアングルから見てもきれいなカーブにするのが難しい
  • 頂点の微妙な位置調整は造形面ではあまり意味ないかもけど後々ウェイトで役に立つ
  • 「やり直し」と「元に戻す」を駆使して頂点移動したあとの変化量を見ている話
  • トポロジーは ”突き詰めて作っていったら最終的にきれいになってくる” 場合が多い

などなどについて語ってます。この動画シリーズではいろんな話をしているな^^

 

解説⑰~⑳:スムーズ&テクスチャ&マテリアル適用して完成!

最後になる解説動画⑰~⑳をアップしました!

⑰~⑳の動画では

  • シルエットのツンツン感は毛先だけじゃなくて毛と毛の根元の谷間にもある話
  • トハのモデリングの速度はたぶん普通かちょっと遅いくらいかなという話
  • 襟足から上向きに出てる逆毛のツンツン髪を襟足の髪とうまく繋げていく
  • 今まで放置してた髪オブジェクトの裏側のポリゴンもきれいに整えておく
  • スムーズ処理、テクスチャ、マテリアルを適用してEevee表示して完成~!

のような流れで、アニメ版伏黒恵くんっぽい髪モデルが完成するところまでまとめています。

ということで、この動画シリーズもやっと完走ですよ~お疲れさまでした!

 

おまけ:YouTubeは気まぐれ更新ですが今後ともよろしく~

本当は別の短髪キャラの髪もモデリングしようと思ってましたが、疲れたのでちょっと休憩します^^

トハちゃんねるへの動画投稿はトハの気まぐれでやってまして、次はいつどんな動画をアップするとかはまったく決まっていません。

でもまた気が向いたときにひょっこり更新したりするかもなので、よかったらチャンネル登録してみてくださいねん。

 

以上でこの「短髪モデリングは難しい~アニメ呪術廻戦の伏黒恵っぽい髪編」の動画全9本は終了です!最後まで見ていただいた方々どうもありがとうございます~m(_ _)m

動画の映像そのものよりも動画内でしゃべっている解説コメントの方が実は有用かも~と個人的には思っているので、この記事の解説コメント要約など見ながら興味あるとこだけでも見てみてくださいね!

ではでは~

トハ
トハ

また新しい動画シリーズでお会いしましょ~

コメント一覧

  1. 通りすがりの主夫 より:

    こちらの動画を参考に髪の毛をモデリングしました。
    とても参考になりました。ありがとうございます。
    こちら質問になります。お時間ある時によろしくお願いします。

    各髪の毛の束、ツンツンのトポロジーラインが揃ってないのですが
    このトポロジーラインは、同じ本数で揃えた方がいいのでしょうか?
    それとも、各ツンツンの形状によって増えたり減ったりしても大丈夫なんでしょうか?

    髪モデリング全体をラインを切って作ったのですが
    サブディビジョンサーフェイスをかけて作った方が良いのでしょうか?

    • トハ トハ より:

      通りすがりの主夫さん、コメントありがとうございます~
      以下トハなりに回答させていただきます。

      髪の毛のツンツンのトポロジーですが、すべてのツンツンでラインの本数を同じにする必要はないと思います。ツンツンの形状によって多い少ないがあってもOK~
      ツンツン髪は長さも場所によって違いますし、ポリゴンのカクカクが目立たないような必要十分の割りがあれば大丈夫です。
      ただし、髪の毛にボーンを入れて揺れるようなアニメーションを付ける場合はトポロジーの密度感を揃えておくのがいいと思います。
      ポリゴンの割りが少なすぎる髪の毛は動かしたときにパキパキな見た目になってしまいますので~
      ツンツンヘアーは短髪ですし揺れると言ってもそこまで揺れないですが、ストレートロングヘアーを作るときなどはトポロジーの密度感を揃えていくと、おのずとポリゴンの割り数がどこも同じくらいになってきたりします。

      髪モデリングにサブディビジョンサーフェスを使った方が良いかどうかについては、作り方次第なので良いときもそうじゃないときもあります。
      フルCGアニメなどの映像作品ではほとんどの場合でサブディビジョンサーフェスを使っていると思いますし、ゲームモデルでもPS5などのハイスペック機ゲームの場合は使ってることが多いと思います。原神やウマ娘といったゲームのモデルでは髪モデリングにサブディビジョンサーフェスは使っていないと思います。
      どれが正解というよりもキャラモデルの用途や目的に応じて適切な作り方をするのがいいですし、人によって作りやすい方法も違うので髪の毛の作り方は本当にいろんなやり方があります!
      トハの動画はあくまでトハ流の作り方になっています~
      例えばこちらは別の方の動画ですが、ツンツンヘアーだけどサブディビジョンサーフェスを使っている例で押し出しではなく植毛方式で作っているタイプです。
      https://www.youtube.com/watch?v=sxJ-f3-HzmM

      他にも調べてみると同じBlenderでも色んな作り方がありますので、ぜひ他の方の他の作り方も参考にしてみてください~
      回答は以上です!よろしくお願いします^^

      • 通りすがりの主夫 より:

        丁寧に返信ありがとうございます。

        とても勉強になりました。
        また、他の参考になる動画を教えて頂いてありがとうございます。

        こちらの方も、参考にして自分の作りやすいやり方を見つけようと思います。

        転職を目指して勉強しているのですが、独学では、この作り方で良いのか不安になる事もあり
        丁寧に教えていただいて助かりました。

        ブログの方も参考にさせていただきます。ありがとうございました。

トハ
トハ

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